横浜ビー・コルセアーズ

横浜BCは中地区で首位争いを繰り広げている強豪クラブだ。
昨季は東地区で8位だった事を考えても、現在Bリーグで最も勢いのあるチームと言えるだろう。
ここまで平均得点はリーグ9位、平均アシストはリーグ3位、平均リバウンドはリーグ3位と非常にバランス良くオフェンスを組み立て、勝ち星を積み上げている。
スティールも多く、激しいディフェンスから速攻で流れを変える力も持っている。
その中心選手は日本代表の司令塔も務める#5河村勇輝選手だ。
得点ランキングでは日本人で唯一トップ10に入っていて、アシストも8.7本とトップを独走している。
横浜BCの原動力となっている#5河村選手とタッグを組んでいるのがビッグマンの#10ジャクソン選手だ。
合わせが非常に上手く、シュート成功率が非常に高いのが特徴で、献身的なプレーでチームを引っ張っている。
その他にもオールラウンドで活躍するフォワードの#15オリバー選手、チェコ代表としても活躍する#1アウダ選手とチームプレーに徹する外国籍選手が揃っている。
日本人選手でも3ポイントシュートが上手い#9森川選手、須藤選手、身体能力が高い#6赤穂選手、献身的なプレーでチームを引っ張るキャプテンの#18森井選手とバランスの良いラインナップとなっている。
3月には首位を争っている川崎にも勝利していて、この勢いがどこまで続くのか非常に楽しみなクラブだ。

横浜BCの注目選手は絶対的司令塔の#5河村選手
ここまでアシストが平均8.7本(リーグ1位)と圧倒的なゲーム支配力でチーム躍進の立役者となっている。
また平均19.1得点(リーグ6位)と昨季より得点力が倍増し、より止められない選手となっている。
要所で決めきる3ポイントシュートは相手の脅威となっていて、幾度となくチームのピンチを救ってきた。
フェニックスの特別指定選手としてBリーグデビューした河村選手の活躍から今後も目が離せない。

【今節の見所】

得点、アシスト共にリーグトップレベルである#5河村選手をどう抑えるかが勝負の鍵となる。
最近の試合では20点を超える試合も多く、乗せると怖い選手なだけにチームとしてどう守るのかを考え、徹底しなければ抑える事は難しいだろう。
河村選手に得点を取らせてアシストを消すのか、河村選手の得点を押さえに行くのか、また時間帯によって両方を組み合わせていくのか、フェニックスコーチ陣の戦略が楽しみな所だ。
また、横浜BCはリバウンドがリーグ3位と非常に強く、そこから安定感のある試合展開に持ち込んでおり、リバウンドも勝敗を分ける一因となるだろう。
速い展開に持ち込みたいフェニックスにとっては粘り強いディフェンスからリバウンドを取り切る事が生命線となる。
超満員が予想される会場の中で、フェニックスの魂の戦いに期待したい。

フェニックスの注目選手はアジア特別枠の#0ラべナ選手
強靭な身体でディフェンスをこじ開け、得点に結びつけるフェニックスの切り込み隊長。
速攻で第一線を走り、思い切りの良いアタックから得点を量産している。
今季はアシストも倍増していて、周りを生かすプレーでもチームに貢献している。
怪我人が多い状況の中で様々なポジションがこなせるラべナ選手の活躍は必要不可欠となる。

by　カゲっち