信州ブレイブウォリアーズ

信州は堅実なディフェンスが特徴の中地区で４位のクラブだ。
"知将"勝久マイケルHCの元、主力選手を変えずにここ数年でチーム力を積み上げてきた。
その徹底力はリーグ随一で鉄壁のディフェンスを崩すのは非常に困難となっている。
失点はリーグで4番目に少なく堅実なディフェンスを表している。
エースとして活躍していた#24ホーキンソン選手が帰化したため、外国籍選手2人と一緒に出場する“3ビッグ"が可能になった。
"3ビッグ”によりインサイド、リバウンドの強化に成功しただけではなく、ディフェンスがインサイドに集まる事で日本人選手が思い切りよく3ポイントシュートを狙えるようになった。
3ポイントシュートの試投数がリーグ2位と非常に多いだけに、3ポイントシュートが決まりだすと止められなくなるだろう。
日本人選手では得点力が非常に高くアシストも上手い#77岡田選手、乗ったら止められないオールラウンダー#15前田選手、堅実な司令塔の#11熊谷選手と怖い選手が揃っている。
信州の注目選手は日本代表でも活躍している#24ホーキンソン選手。
シーズン途中で日本への帰化が認められ、帰化枠としての登録が可能となったビッグマン。
208cmの長身ながらランニングプレーや3ポイントシュートが得意で非常にバスケットボールIQが高い選手でもある。
ここまで得点、リバウンドでチームトップの成績を残しており正にチームの大黒柱として存在感を示している。

今節の見所

堅実なディフェンスが特徴の信州をフェニックスがどう切り崩すのかが注目となる。
フェニックスはメイン選手が多くの得点を取るのではなく、全員でオフェンスを組み立てて勝ち星を重ねてきた。
怪我人が多い状況の中でもいかにチームとして戦う事が出来るかが勝利への鍵となるだろう。
フェニックスの代名詞と言えば"激しいディフェンスから速攻"だ。
良いオフェンスに繋げる為にも粘り強いディフェンス、リバウンドは必須で、ここでもチーム力が試される。
信州の“3ビッグ"に対してはどうしても身長のミスマッチが生まれてしまう為、そこをチームディフェンスでどう補うのかフェニックスコーチ陣の戦略に期待したい。
順位が近い同地区との戦いとなるのでお互いに負けられない熱い戦いとなる事は間違いない。
フェニックスの注目選手はベテランビッグマンの#8太田選手。
フェニックス一筋16年目のフランチャイズプレーヤーで、日本代表でも長く活動した実績を持つ堅実なプレーが持ち味の選手だ。
外国籍選手の怪我人が多い現状にあって太田選手の活躍は勝利の為に欠かせないものになるだろう。
ファンからの人気も高く"あっちゃん"のあだ名で親しまれている。
今こそ地元出身の太田選手に最大限の声援を送り、 "闘魂"を注入してほしい。
by　カゲっち