B.LEAGUE3年目。チームの伝統である「ディフェンス→リバウンド→トランジション」というチームバスケットを貫くも、苦しんだ序盤戦。そこに#1 ジョシュ・チルドレスという強力な新戦力を加え、これからの戦いから目が離せないフェニックス。
2週連続ホームゲームとなる今回の相手は、千葉ジェッツ。Bリーグ随一の集客力をほこり、人気・実力ともにNo.1の呼び声が高い。
今シーズンは第2節アウェーで対戦しており、フェニックスは2戦とも苦杯をなめている。千葉のキープレーヤーはやはり#2 富樫勇樹だ。身長169cmながら、日本代表候補として躍動する25歳の若武者だ。彼を起点としたピック&ロール、クイックリリースから放たれる高確率の3Pは、脅威の一言だ。彼が決めれば、千葉ブースターは歓喜に包まれる。
強豪千葉には富樫以外にも要注意プレーヤーが目白押しだ。
帰化選手枠の#3 マイケル・パーカーは、するりとディフェンスをかいくぐり、オフェンスリバウンドをもぎ取っていく。また、インサイドの要である#21 ギャビン・エドワーズは206cmと大柄ながら速攻の際に先頭を走り得点を決めていく、千葉のアーリーオフェンスを支える要だ。ここまで平均11.5得点あげている。さらに今シーズンキャプテンを務める#34 小野龍猛は、巧みなポストアッププレーに、3Pとインサイドとアウトサイドのどちらでも得点できる選手。第2節フェニックスとの対戦で怪我を負っており、復帰間近となっており、彼が出場するか否かも戦術に大きく影響してくる。
11月18日時点で、13勝4敗と激戦の東地区で栃木についで2位となっている。Bリーグチャンピオンを狙っている千葉としては、「落としたくない」と考えているはずだ。
対する我らがフェニックスは、対戦相手のキープレーヤー富樫と日本代表のAKATSUKI FIVEでは仲間として戦う#8 太田敦也の活躍に期待したい。身長169cmの富樫と206cmの太田敦也。富樫のインサイドへのドライブからのシュート、パスに対して、太田が立ちはだからなければ、千葉の猛攻を許すことになる。太田の持ち味である「体を張ったディフェンス」こそが勝負の鍵だ。太田だけでなく#1 ジョシュ・チルドレス、#2 ロバート・ドジャーの2枚看板に、安定感抜群の#45 ウィリアム・マクドナルドが、インサイドの支配権を握ってくれるはずだ。
フェニックスが頂点を目指していくためにも決して避けては通れない相手である千葉。チャンピオンシップ出場のためにも、「勝っておきたい相手」であることは間違いない。強豪を打ち破り上昇気流に乗りたいところだ。
プロ化して11年目を迎えるフェニックス。太田敦也も在籍11シーズン目を数える。そのころから長く支えていただいているブースターに感謝を示すには、勝利というプレゼントを届ける以外にはない!
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