サンロッカーズ渋谷紹介

SR渋谷は天皇杯優勝経験もある強豪クラブだ。
今季も中地区で4位につけていて上位を虎視眈々と狙っている。
2018-19シーズンの途中からチームを指揮していた伊佐 HCが12月で退団し、ACを務めていた浜中氏がヘッドコーチに就任した。
その後は故障者も多く、勝ち星に恵まれない状況が続き順位を落としているものの、2月に入ってからは3勝1敗と復調の兆しを見せている。
激しいディフェンスから速い展開を得意としていて、そこから思い切りよくリングにアタックするスタイルで勝ち星を重ねている。
平均得点は 83.4点でリーグ6位、フリースローの平均試投本数はリーグ1位で数字がそのアグレッシブさを物語っている。
ディフェンスでも相手にプレッシャーを与えて多くのミスを誘っており、相手からボールを奪うスティール部門ではリーグ5位とSR渋谷の代名詞となっている。
ここ数年間主力メンバーは変えずにチーム力を積み上げてきていて、成熟度は非常に高いチームと言えるだろう。
外国籍選手はNBA経験も長いオールラウンダーの#14マカドゥ選手、インサイドが強く3ポイントシュート確率が非常に高い#5ジョーンズ選手、SR渋谷5シーズン目で得点能力が高い#34ケリー選手と安定感のある選手が揃っている。
日本人選手にも絶対的な司令塔#9ベンドラメ選手を中心に爆発力のある#44盛實選手、日本代表にも選出されている万能ビッグマン#75井上選手と実力者が揃っている。
SR渋谷の注目選手は日本代表経験もある司令塔の#9ベンドラメ選手SR渋谷一筋7シーズン目でキャプテンの重責を担っていて、チームの精神的支柱にもなっている。
アグレッシブなディフェンスに定評がありフルコートでプレッシャーをかけ続け、相手のポイントカードを苦しめている。
平均10.3得点、4.6アシストとオフェンスでも起点となっていてフェニックスが最も気をつけないといけない選手だ。

今節の見所

お互いに激しいディフェンスから速い展開を得意としている両チームだけに、どちらが先にディフェンスから流れを掴むかに注目したい。
スティール部門ではフェニックスがリーグ3位、SR渋谷が5位となっており、リーグトップレベルのアグレッシブな試合が期待される。
フェニックスはここまで大事な場面でターンオーバー(ミス)から敗戦に繋がる試合が多く、無駄なターンオーバーは避けたい。
また、フェニックスはファウルがリーグで2番目に多いので、リングに果敢にアタックしてくるSR渋谷に対して不用意なファウルは減らしたい所だ。
同地区で戦力は均衡している両チームなだけに、今節は何といっても「勝ちたい」という気持ちが強い方が勝利を手繰り寄せるに違いない。
フェニックスの注目選手は「FIBA バスケットボールワールドカップ 2023 アジア地区予選 」Window6に向けた直前合宿招集メンバーにも初選出されたシューターの#29細川選手。
細川選手の代名詞である3ポイントシュートの確率は40.7%(リーグ9位)と相手の脅威となっている。
1試合で8本の3ポイントシュートを決めた試合もあり、乗ったら止められない爆発力のある選手だ。
チームから求められているアグレッシブなディフェンスでも貢献度が高く、成長著しい若手のホープとして今後の活躍にも期待がかかる。　
by　カゲっち