琉球ゴールデンキングス紹介

琉球ゴールデンキングスは昨季ファイナルまで上り詰めたリーグトップクラスのクラブだ。昨季49勝7敗(リーグ最高勝率)という圧倒的な成績で西地区を制し、準々決勝では秋田に、準決勝では島根に連勝し無敗でファイナルへコマを進めた。ファイナルでは宇都宮に惜しくも敗れたもののその経験値は今季の原動力となっている。今季もここまで 7割を超える勝率で西地区の上位を維持している。失点はリーグで3番目に少なく、ディフェンス力に定評がある。強度の高いチームディフェンスから流れを掴むチームと言えるだろう。リバウンドがリーグ1位と非常に強く、特にオフェンスリバウンドからセカンドチャンスで多くの得点を重ねている。また、相手からファウルをもらう回数はリーグで一番多く、インサイドでの強さを物語っている。選手層も厚く、得点、リバウンドでチームトップとインサイドで圧倒的な強さを誇る#45クーリー選手、身体が強くオールラウンドで活躍している#7ダーラム選手、3ポイントシュートの確率が高く渋い活躍が光る#1ダンカン選手などチームプレーが遂行できる外国籍選手が揃っている。日本人選手も琉球一筋 11シーズン目のPG#14岸本選手、アグレッシブなプレーでチームを引っ張る#4フリッピン選手、シューターの#30今村選手、若手ホープの#88牧選手と日本代表にも選出されている選手が多く名を連ねている。その他ディフェンスに定評がある#24田代選手、#15松脇選手もチームを支えていて非常にチームのバランスがいい印象だ。琉球の注目選手は大黒柱の#45クーリー選手平均得点、シュート確率が非常に高く、インサイドで圧倒的なインパクトを残している。特にそのリバウンド力は脅威で現在リーグトップの数字を叩き出している。平均約5本(リーグダントツ1位)のオフェンスリバウンドは琉球オフェンスの最大の武器になっている。

今節の見所

フェニックスはここまで粘り強いディフェンスからリバウンドを取り、速攻に繋げ勝ち星を重ねてきた。琉球との戦いはリバウンド争いが鍵となるだろう。フェニックスは全員でリバウンドの意識を持ってリバウンドルーズボールを拾い切り、流れを掴みたい。特に#45クーリー選手はゴール近くに居るだけで危険な選手なので、ボールを持っていない時から少しでも外に押し出しておきたい所だ。また、フェニックスのスティールはリーグ 1位で相手のターンオーバー(ミス)からの得点もリーグトップクラスなので、激しいディフェンスから琉球のオフェンスを分断し、速い展開に繋げる事が出来れば勝利が近づくだろう。優勝候補の強豪に泥臭く挑むフェニックスの選手たちに期待してほしい。フェニックスの注目選手はベテランポイントガードの#32山内選手出場時間は平均15分と多くはないものの平均アシスト3.2本、スティール1.2本と攻守に渡ってフェニックスに勢いを与えてくれる選手だ。ムードメーカーでコート外でもフェニックスの兄貴分的な存在でチームをまとめてくれている。ルーキーシーズンから在籍していた古巣相手となる今節ではよりハードに戦ってくれるに違いない。　
by　カゲっち