川崎のチームオフェンスを食い止める事が出来ず、悔しい敗戦

1Q

川崎は辻のレイアップ、辻の連続得点で先制。対するフェニックスは太田の得点、ミリェノヴィッチのドライブで得点する。ミリェノヴィッチのゲームメークが冴え8-6とリードを奪う。川崎はヒースの連続ダンクで流れを引き戻すと、セカンドチャンス、見事なパス回しから3ポイントと一気に攻め込み19-0のランで突き放す。最後まで川崎のチームオフェンスを止められず、12-29と17点ビハインドで1Q終了。

2Q

寺園の速攻からの得点で先制、ディフェンスでもスティールを奪い、太田の得点に繋げ、川崎のタイムアウト。アギラールに3ポイントを決められるも、太田がフリースローをしっかり決め、流れを渡さない。フェニックスのゾーンディフェンスに対し、効率よく得点を重ねた川崎が17点リードして、オフィシャルタイムアウト。川崎は藤井の3ポイントでリードを広げるも、フェニックスも寺園の3ポイント、ラベナの力強いドライブで粘りを見せる。川崎に速攻を決められ、28-55で前半終了。

3Q

出だしからフェニクスがディフェンスの強度を上げ意地を見せ、川嶋、ラベナ、ミリェノヴィッチの得点で追い上げる。川崎は藤井の得点で突き放しにかかるも、フェニックスも川嶋を中心に得点を重ね、一歩も引かない。ハントのインサイドの得点で食い下がるも、川崎に速攻から得点される。フェニックスは川嶋がハーフコートからブザービーター3ポイントを決め、53-80で最終クォーターへ。

4Q

ミリェノヴィッチが幸先よく先制し、激しいディフェンスから速攻も出て、フェニックスが流れを作る。川嶋を起点に攻め、点数を詰めた所で川崎がタイムアウト。更に激しいディフェンスからスティール、速攻も出て勢いに乗る。川崎大塚がこのクォーターだけで5本の3ポイントを決め、フェニックスの反撃の芽を摘む。イェロヴァツの連続得点で粘りを見せるも、前半の大量失点が響き、74-103で敗戦となった。

ヘッドコーチ コメント

ヘッドコーチ

ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ

今日は非常にいいクラブの川崎さんを相手に戦うということで、準備をしてきたつもりでした。
試合を振り返っても、第1Qで全てが決まってしまったと思います。
試合の入りの部分で、タフになることをプランとしていました。
特にディフェンス面で、しっかり力強くプレーすることを目標にしていました。
いいディフェンス、ボックスアウトから、アーリーオフェンスに持っていくゲームプランでしたが、試合の入りからやりたいことと真逆でした。
ディフェンスもソフトでしたし、ノープレッシャーでした。それから、オープンショットを許してしまいました。
自分たちのディフェンスが崩れてしまって、プランが遂行できませんでした。

前半を振り返っても、川崎さんのフィールドゴールが大体70%近く決まっていた一方で、自分たちは30%でした。
この数字が今日の点差に繋がってしまったと思います。

ハーフタイムのミーティングでは、後半はもっとタフにディフェンスを仕掛けていかなければならないと話しました。
後半に関して、いいディフェンスができている時間帯もありましたが、後半だけで48点も川崎さんに取られてしまい、前半の差が響いてタイゲームに持っていくことができませんでした。

選手コメント

SG

サーディ・ラベナ

今日の試合はスコアを見てもわかるように、非常に厳しい試合でした。
特に川崎さんの方が、オフェンス面でスペーシングの良いクラブで、ボールムーブメントも非常に良かったと思います。
全ての面で非常に良いオフェンスを展開されてしまって、自分たちがディフェンスをするのがとてもタフでした。
明日も試合がありますので、自分たちもベターなディフェンスをできるようにしていかなければならないと思っています。
川崎・大塚選手に第4Qだけでスリーポイントを5本も決められてしまったので、明日はそこを改善して臨みたいと思います。
川崎さんのフィールドゴールのパーセンテージを見ても、全体として60%、2ポイントだけで70%と非常に高い数字となっているので、こちらとしてもディフェンスが厳しかったです。