シュートが入らない苦しい時間帯を耐え抜き、アグレッシブなプレーで勝利

1Q

京都の強烈な外国籍選手に対し、フェニックスはダブルチームを仕掛け、思うようにプレーさせない。なかなかシュートが決まらず、京都に速攻を出され2-6とリードを許すも、鈴木の得点で8-6と逆転した所で京都のタイムアウト。川嶋のドライブからのカウントワンショットでいい流れを作るも、京都も速攻から反撃し、シーソーゲームとなる。津屋のカウントワンショットが決まるも、最後までシュートの精度を欠き、14-16と2点ビハインドで1Q終了。

2Q

京都が満田、ライスの3ポイントで得点すれば、フェニックスもイェロヴァツの3ポイントで入れ返し、お互いに点数を取り合う。先に京都が流れを掴み、寺嶋の3ポイントで8点差とされた所でフェニックスのタイムアウト。京都はライスの個人技で得点するも、フェニックスがイェロヴァツ、寺園の連続3ポイントで追い上げを見せる。粘り強いゾーンディフェンスから速い展開に持ち込んだフェニックスが流れを掴み、34-36と2点ビハインドで前半終了。

3Q

京都のハーパーのインサイド、フェニックスは鈴木のレイアップと得点を奪い合う。川嶋のアシストからハントの得点で同点に追いつくも、ハーパー、細川に3ポイントを入れられ、5点差とされる。フェニックスはイェロヴァツ、ハントのインサイドで流れを掴むと、ゾーンディフェンスからイェロヴァツの3ポイントで逆転に成功する。ミリェノヴィッチがP&Rからの得点、アシストとゲームを制圧し、リードを広げる。サイモンのインサイドで得点を許すも、寺園の3ポイントが決まり、62-57と5点リードで最終クォーターへ。

4Q

フェニックスのシュートがリングに嫌われ、逆に京都にタフショットを決められ、1点差に詰め寄られる。激しいディフェンスから速攻を出すも得点に繋がらず、我慢の時間帯が続く。ハーパーのカウントワンショットで同点に追いつかれた所でオフィシャルタイムアウト。フェニックス川嶋が3ポイント、ドライブからの得点で存在感を見せ、更にイェロヴァツの3ポイントも出て7点リードする。ゾーンディフェンスから鈴木の連続得点で9点差とするも、サイモンの3ポイント、スティールからライスのインサイドで4点差となる。最後はファウルゲームに持ち込まれるも、しっかりとフリースローを決め、逃げ切ったフェニックスが86-78で勝利を収めた。

ヘッドコーチ コメント

ヘッドコーチ

ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ

今日の試合を勝ち切った選手たちを称えたいです。
京都さんとは1ヶ月前に戦いましたが、その時は大敗してしまいました。 シーズンの序盤から考えると、京都さんは全く別の非常にいいチームになっていると思っているので、今日勝つためには選手全員が最高レベルのフォーカスを持って この試合に臨まなければならない、特にディフェンス面でそれが必要だとチームで話をしました。

試合を振り返ると、前半はとても良いディフェンスができたと思っています。
特にボックスアウトの部分を今日は頑張ることができて、前半で京都さんに許したオフェンスリバウンドは0本でした。
ここ5、6試合で自分たちはリバウンドの部分でかなり苦しんで、課題でもありましたが、しっかり修正できました。
リバウンドの部分をしっかり遂行できたことは、自分たちの自信にも繋がったと思います。
ただ、オフェンス面ではオープンショットをいくつか決めきることができず、ハーフタイムの時のフィールドゴールが大体27%でした。
このようなパーセンテージだったにも関わらず、ディフェンス面でチームとして頑張ることができたので、いい形で前半を終えることができたと思います。

ハーフタイムのミーティングでは、後半にもう一度プレッシャーをかけてディフェンスをしていこう、 ボックスアウトのところまでしっかりやろうと話しました。
また、オープンショットを前半は決めきることができない場面もありましたが、全員が打ち切ることが大切だと伝えました。

後半の部分に関して、こちらのスリーポイントも入り始めましたが、1番大切なのはディフェンスだと考えています。
試合が進んでいく中で、さらにディフェンスの強度が高くなっていき、非常に良いディフェンスができました。
特に試合の最後の4、5分間は選手全員が集中してプレーできていたと思います。

明日は全く新しい試合になります。
今日のようなディフェンスをしっかり続けていくことで、明日の試合も勝利できるチャンスが出てくると思うので、 また明日もそこにフォーカスしてやっていきたいと思います。

選手コメント

C/PF

ステヴァン・イェロヴァツ

まずは、自分のチームメイトたちを誇りに思います。
アウェーということもあり、かなり難しい試合になるのはわかっていました。

今節を終えるとまた短いバイウィークがあります。
バイウィークに入る前にベストな試合ができるよう、明日も今日と同じような内容でやっていきたいと思います。

また、今日はたくさんのブースターの方が応援に駆けつけてくれました。
皆さんのサポートは本当に自分も含めてチームのみんなの力になっています。
皆さんの力が必要ですので、ぜひ引き続き応援をよろしくお願いします。