渋谷のアグレッシブなリバウンドに苦しむも最後まで粘り強く戦い逆転勝ち

1Q

フェニックスは鈴木のレイアップ、川嶋の3ポイントで先制。渋谷は田渡の連続3ポイントで得点し、お互いが点数を取り合う。フェニックスにターンオーバーが多く得点が止まり、徐々に渋谷のペースに。更にオフェンスリバウンドを取られ渋谷にチャンスを与えてしまう。シュートが入らない重い展開の中、イェロヴァツの3ポイント、フリースローからの得点で繋ぎ食い下がる。このクォーターだけで8本のオフェンスリバウンドを奪われ、流れを掴めなかったフェニックスが15-24とビハインドで1Q終了。

2Q

ハントのリバウンドからのカウントワンショットで点差を詰めるもオフェンスリバウンドを取られ得点される。津屋の3ポイント、井上のインサイドと若手の活躍で一気に3点差に詰め寄る。更に鈴木が気持ちの入ったルーズボールでチームに勢いを与え、流れを渡さない。フェニックスのゾーンディフェンスに対し、渋谷が連続3ポイントを決め10点差とする。太田のインサイドで粘りを見せるも35-44で前半終了。

3Q

渋谷はジャクソンのインサイドで得点、フェニックスはハントの連続得点で点を奪い合う。川嶋の連続スティールからのハントの得点でフェニックスのペースに持ち込む。更に速攻からイェロヴァツの3ポイントが飛び出し4点差とした所で渋谷のタイムアウト。渋谷の思い切りの良いアタックに対しファウルが重なり、フリースローで得点される。フェニックスは津屋の3ポイント、カウントワンショットで息を吹き替えし、イェロヴァツのカウントワンショット3ポイントが決まりついに同点に追いつく。フリースローを決められ64-65と1点ビハインドで最終クォーターへ。

4Q

渋谷は盛實のフリースロー、ジャクソンのインサイドで先制し、5点差に広げる。更にベンドラメの3ポイントが決まり、8点差となる。フェニックスはハントのインサイド、津屋、川嶋の3ポイントで同点に追いつき、オフィシャルタイムアウト。ハントのフリースローで逆転するとイェロヴァツも続き3点リードする。更に粘り強いディフェンスからイェロヴァツが3ポイントを決め、6点差とした所で渋谷のタイムアウト。ジャクソンのインサイドで得点されるもアグレッシブなディフェンスから速攻とフェニックスのペースで試合が進む。渋谷は連続オフェンスリバウンドから3ポイント、ジャクソンのインサイドで1点差に詰め寄る。最後まで粘り強く戦ったフェニックスが80-79と1点差で勝利を収めた。

ヘッドコーチ コメント

ヘッドコーチ

ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ

今日の試合はとても大切な試合でした。これまで6連敗していて、先日の京都戦では内容が良くない中で負けてしまいました。
今節はホームゲームですので、なんとかバウンスバックしようとチームで話をしていました。
新年最初の試合もSR渋谷さんとの対戦でしたが、そのときはほぼ勝ち切ったと思ったところでターンオーバーを何回かしてしまって負けてしまいました。

特に出だしの部分を振り返ってみると、ディフェンス面があまり良くなかったです。
かなりミスがあったので、そこから相手に得点を許すケースがありました。
ただ、その後なんとかコントロールできたところもあり、第1Qでやられてしまったオフェンスリバウンドは8本ありましたが、なんとか戦えたと思っています。
後半に関しては、オフェンス面、ディフェンス面共にかなりいいプレーができたので、前半あった9点差をひっくり返すことができたと思います。
SR渋谷さんはリーグの中でもベストなチームの1つだと思っていますが、そのようなチームと今日このように戦うことができて本当によかったです。

ハーフタイムのミーティングで、もう1回後半に向けてベストなディフェンスをチームでしていこうと話しました。
そして、毎回ボールに対してファイトすることも重要なことだと伝えました。
より良いディフェンスが前半よりもできたと思っています。
リバウンドに関しては、最終的には相手に26本のオフェンスリバウンドを取られてしまったので最後まで苦しい部分があったのですが、非常にタフな試合を最後まで乗り切った集中力が良かったと思います。
26本のオフェンスリバウンドというのは、私がプロのカテゴリで見てきた中では、見たことがない数字だと思うので、これは明日に向けての改善点だと思っています。

ボックスアウトに関して、もっと改善していかなければならないと思っています。
特にSR渋谷さんはかなりこのカテゴリで強いチームですので、毎ゲーム自分たちはそこにフォーカスしてやっていかなければなりません。
良いディフェンスをした後にも、いい形でオフェンスに入れないときがあるので、そこが課題だと思っています。

リラックスすること、それから今日の試合はもう終わったので1度忘れ、今日良くなかったことにフォーカスして改善して、明日もう一度ディフェンスからいい形でやっていきたいと思います。

選手コメント

C/PF

ステヴァン・イェロヴァツ

今日の試合をなんとか勝ち切ったチームメイト、スタッフを誇りに思っています。
自分たちのやりたい形で試合ができた結果が、最終的に勝利に繋がったと思っています。
特に後半はSR渋谷さんに35点しか許さなかったので、良いディフェンスができたと思います。
明日は完全に新しい試合になりますので、また自分たちがベストを尽くせるようにやっていきたいです。