激しいディフェンスからいい流れを作るも名古屋Dの高確率のオフェンスを止められず敗戦

1Q

出だしから粘り強いディフェンスで相手のターンオーバーを誘いフェニックスのペースとなる。イェロヴァツの連続得点でリードを奪い名古屋がたまらずタイムアウト。更に太田、津屋の体を張ったDFから速攻に繋げ15-9と6点のリードを奪う。名古屋Dは狩野の連続3Pで反撃し、逆転に成功する。鈴木の3P、ミリェノヴィッチの華麗なレイアップで再逆転したフェニックスが22-20と2点リードして1Q終了。

2Q

ハントのリバウンドからの得点、津屋の力強いドライブで先制。名古屋Dは安藤のレイアップ、3ポイントで得点を重ね、点を取り合う展開となる。フェニックスは激しいディフェンスからスティールを奪い、速攻に繋げ9点のリードを奪う。対する名古屋Dはインサイドにボールを集めミスマッチから得点し、4点差に詰め寄る。名古屋Dの齋藤のカウントワンショットで1点差とされるも、フェニックスも兪の豪快なダンクで流れを渡さない。その後もお互いの良さを出し合い得点を重ね、51-51と同点で前半終了。

3Q

フェニックスは鈴木、寺園、ミリェノヴィッチのトリプルガードで勝負に出る。名古屋Dに連続得点を奪われる苦しい立ち上がりとなり、5点のリードを許す。何とか立て直しを図りたいフェニックスだったが、ターンオーバーから速攻を出され8点差に広げられた所でタイムアウトを要求する。ハントの豪快なダンク、イェロヴァツのインサイドの得点で盛り返すも、名古屋Dに連続3ポイントを決められ点差を16点に広げられ最終クォーターへ。

4Q

開始早々、ハントのインサイド、激しいディフェンスから速攻で点差を詰め、名古屋Dのタイムアウト。名古屋Dは外国籍選手インサイドを中心にオフェンスを組み立てる。粘りを見せたいフェニックスは鈴木の3ポイント、ハントのインサイドの得点で追いすがる。速い展開に持ち込みたいフェニックスだったが、逆に名古屋Dに速攻を出され18点差とされてしまう。好調の鈴木がファウルアウトで退場し、更に苦しくなるも、寺園、イェロヴァツの得点で15点差としてオフィシャルタイムアウト。津屋の活躍で粘りを見せるも、大量失点が響き90-106と16点差で敗北となった。

ヘッドコーチコメント

ヘッドコーチ

ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ

名古屋Dさんはとてもいいチームですので、タフな試合になることはわかっていました。
自分たちは5人けが人がいる状態で、特に2、3番ポジションの選手が揃っていない状況でした。
怪我をしている選手の中には、かなりプレータイムが長い選手が多かったので、非常に難しい試合になってしまいました。
ただ、限られたロスターの中でも、試合に対する姿勢や勝利するためのプレーをしなければいけないことが、今日の反省点だと思います。

まず試合の入りを振り返ると、とても集中力を保つことができたと思います。
特にディフェンス面は非常によかったです。
いいディフェンスができたことによって、オフェンスをいい流れで持っていくことができました。
第1Qの残り2分まで、非常にディフェンスもオフェンスもいい形でプレーができましたが、相手のシューターにスリーポイントシュートを2、3本やられてしまいました。
その後第2Qは、ディフェンスが良くなくて、オフェンスでなんとか乗り切った部分がありましたが、 チームとしてはその時点で少しディフェンスの大切さを見失っていたのではないかなと思います。

後半は51-51の対ゲームでスタートしました。
ディフェンスが良くなくて、ハーフタイムに第3Qはベターなディフェンスをしていこうと話していたのですが、結果的に34失点、こちらは18得点とかなり差が開いてしまいました。

第4Qに関しては、バウンスバックしようと試みました。
16点差あり、この点差を埋めるためにはいいディフェンスからファストブレイクに持っていく必要がありました。
しっかりポゼッションのあるオフェンスに関してもスムーズに行う必要がありましたし、ファストブレイクに関してもいいデシジョンを持ってやる必要がありました。
何回か良いディフェンスがあった後もリバウンドを取り切れなかったり、いいトランジションのプレーがあっても良いデシジョンができなかったので、 最後まで点差を埋めることができませんでした。
自分たちの試合前のゲームプランであったのが、相手にファストブレイクを、トランジションのオフェンスをやらせないというのがありました。
前半はそこのポイントはなかったですが、後半はファストブレイク、トランジションから18得点取られてしまいましたので、明日はそこを改善しないといけません。

選手コメント

SG

津屋 一球

チームとしてはヘッドコーチの求めているディフェンスが第1Qではできていましたが、だんだん遂行することができなくなっていってしまったので、 相手の思うようにオフェンスを好きにやらせてしまったのが今日の敗因だと思っています。
自分自身としては、自分のファールがかさんで休む時間が多くなってしまって、チームに迷惑をかけてしまったので、明日はそこを改善しないといけないと思いました。

Q:明日の試合に向けて
A:明日は40分間コーチの求めるディフェンスをみんなで遂行して、個人としてはノーファールと、もっとオフェンスでガツガツ攻めていきたいです。