オーバータイムにもつれる大接戦を演じるも最後は力尽き惜敗

1Q

信州は西山のドライブ、フェニックスはハントのポストプレーでゲームが始まる。ディフェンスでプレッシャーをかけるフェニックスに対し、信州は思い切りのよいドライブで得点を重ね9点のリードを奪う。イェロヴァツの3ポイントで反撃するも信州にノーマークシュートを決められ流れが掴めない。川嶋のアシストから鈴木の3ポイント、西川のポストプレーで盛り返し、4点差に詰め寄り1Q終了。

2Q

太田の速攻からのレイアップで先制、イェロヴァツのフリースローで逆転する。信州は3ポイントで反撃しシーソーゲームとなる。お互いになかなかシュートが入らず重い展開となるも、激しいディフェンスから速攻が出てフェニックスペースとなる。特別指定選手の井上の初得点、激しいディフェンスから速攻で流れを掴んだフェニックスが37-26と11点リードして前半終了。

3Q

信州のマーシャルの3ポイントで先制されるも津屋が3ポイントで入れ返す。その後はお互いに点数を取り合う展開となるも、信州の3連続3ポイントが決まり、一気に信州が4点差に詰め寄る。その後も流れを変えることが出来ず逆転されてフェニックスのタイムアウト。西川の3ポイントで再逆転するもターンオーバーが多く、ペースが掴めない。このクォーターだけで信州に6本の3ポイントを決められ45-45で3クォーター終了。

4Q

フェニックスは川嶋の3ポイントで幸先よく先制する。その後も粘り強いディフェンスからいい流れを作るも信州も外国籍選手のインサイドを中心に得点し、接戦となる。信州の3ポイントが決まり同点となった所でオフィシャルタイムアウト。ノーマークシュートが入らないフェニックスに対し信州は確実に3ポイントを決め、突き放しにかかる。重い空気の中、鈴木が価値のある3ポイントを決め、接戦に持ち込む。残り59秒でまたも鈴木の3ポイントが決まり同点に追いつき、オーバータイムに突入。

EX

マクヘンリー、西山のレイアップで信州が4点リードするも、粘り強いディフェンスから西川の速攻につなげたフェニックスが逆転に成功。最後は信州のマクヘンリーにフリースローを決められ75-76で敗退となった。

ヘッドコーチ コメント

ヘッドコーチ

ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ

まず今日の試合、勝利した信州さんをしっかりと称えたいという風に思っています。
信州さんとの戦いは、今シーズンこれで2回目ですが、1ゲーム目も僅差だったと記憶しています。今日のゲームに関しても最後1点差、1ポゼッションゲームでした。
試合を振り返ってみると、まず第1Qは自分たちはスロースタートになってしまいました。
特に最初の4、5分の部分は、ディフェンス面もオフェンス面もあまり良くなかったので、タイムアウトを取ってその後しっかりと修正出来た部分があったという風に思っています。その後、前半が終わるところまでは、しっかり練習でやっている形、自分たちのやりたい通りにしっかり出来ていたと思うので、そういった意味では良かったのですが、オフェンスは試合を通してまだ良くない部分が目立っていました。
後半第3Qを振り返ってみると、ディフェンス面ではゲームの入りのような形で、あまり良いディフェンスが出来なかったという風に思っています。信州さんにかなりスリーポイントを第3Qでやられてしまいました。そういった意味ではこちらのディフェンスにしっかり向こうもアジャストしてきたと思っています。 その後タイゲームが続いて、第4Q完璧な形では無かったのですが、自分たちはしっかりとコンタクトを取りながら、リバウンドも取れる部分もありましたし、タフショットも決めきれる部分と言うのがあったので、最終的にはオーバータイムに行きました。
オーバータイムは両チームともしっかりディフェンスにフォーカスしたゲームになりました。こちら側のオフェンスを振り返ると、あまり良くない部分がありました。特にイージーレイアップをミスしてしまった部分、いつもであれば軽いコンタクトでも決めきれているショットが今日は決めきることが出来ませんでした。最後の場面でラストショットのチャンスがありました。ただ、そこの部分も最後しっかりと遂行できなかったので今日の結果となってしまいました。

選手コメント

PG

鈴木 達也

オーバータイムになりながらスコアがそんなに取れていなかったことで、チームとしてあまり上手く行かない点があったので、そこはもっとディフェンスでカバーすべきだったかなと思いました。
大事なところのリバウンドだったり、簡単にオープンスリーを立て続けに打たれてしまったのが、厳しかったなと思います。

(自身20得点、アシスト6本とオフェンス面をけん引しましたが)
カイルがファールトラブルで、なかなかチームとして機能しなかった部分があったので、少し普段よりシンプルな形でピックアンドロールだったり、オフボールスクリーンだったりで得点を取れたかなとは思います。
ただ、最後延長になってから、そういう疲れた時にこそ本当の力が出ると思うので、そういった意味ではまだまだ精進して行かなくちゃいけない部分があると思いました。

(連戦が続き週末ホームに琉球を迎え撃ちます。3シーズンともに戦った藤田HCとの対戦になりますが)
ヒロさんと試合が出来るっていうのは、本当に楽しみです。単純に良いプレーをしているところを見せつけたいですね。

今日負けはしたんですけど、引き続き試合が続くので、チーム一丸となってこういった接戦というのを勝ち切れるように、チームとして成長していきたいなと思います。

PF

井上 宗一郎

相手のショットが最初入ってて立ち上がり結構悪かったんですけど、それでも前半の途中からゾーンとかが上手く機能して、立ち直せて11点差と良いリズムで離せました。
ただ、いつも言われているというか、自分たちの課題の3Qの入りとかクォーターの入りが甘くて、結局オーバータイムになってこっちもファールトラブルで結構苦しかったんでそれでズルズルと負けてしまったのかなと思います。 その中で修正出来るのが、リバウンドのところだったり、ディフェンスのコミュニケーションのところだったりって言うのが、自分も見てて凄く重要だなと思ったので、次の試合もマクヘンリー選手のような選手がいるので、そこをしっかりと修正出来れば勝利につながると思うので、しっかり修正していきたいと思います。

(6分28秒のプレータイム、初得点を記録しました)
得点とかは僕はどうでも良いので(苦笑)とりあえず、Bリーグに挑戦する意味として自分のレベルアップというのと、個人的にやっぱりBリーグで今チームに貢献出来なかったら、自分の将来とかも無いと思っているので。得点とかだけじゃなくて、スタッツに残らない部分とかそういうところで貢献出来る部分とか。今日も全然リバウンドに行けてなかったし、そういうところは足りないと思っているので。そういうスタッツに残らない部分というのをもっと突き詰めていけたら、チームの勝利に貢献出来ると思うのでもっと頑張っていかないといけないなと思っています。

(今日はリバウンドは記録になりませんでしたが、外国籍選手に臆することなくリバウンドに飛び込んでいくプレーが印象的ですが)
この前の試合では結構リバウンドも絡めたというのもあって自分の自信になった部分もあるんですけど、今日は相手がファイブアウトということもあってあまりリバウンドに絡めなかった部分がありました。