最後まで粘り強く戦うもインサイドを徹底的に突かれ敗北

1Q

新潟のアレンの得点で先制されるもイェロヴァツの得点で返す。その後はお互いにシュートが入らず重い展開になる。フェニックスはゾーンから立て直しを図り、寺園の連続得点、イェロヴァツの3ポイントで7点のリードを奪う。特別指定選手で加入の津屋もコートに入り、いきなりアシストで貢献する。ラベナ、イェロヴァツの3ポイントで突き放したフェニックスが25-17と8点リードで1Q終了。

2Q

激しいディフェンスからスティール、速攻とフェニックスのペースになる。ルーキー津屋の3ポイントも決まり11点差とする。新潟もダーラム、ウォッシュバーンの得点で流れを渡さず1点差に詰め寄る。川嶋がオフェンスの起点となりラベナが2本目の3ポイントを鎮める。川嶋のスティールからの速攻、イェロヴァツのカウントワンショットで5点リードしてオフィシャルタイムアウト。新潟は外国籍選手のインサイドにボールを集め対抗する。好調な津屋、イェロヴァツの3ポイントで突き放したフェニックスが46-39と7点リードで前半終了。

3Q

新潟は佐藤、納見の3ポイント、フェニックスは川嶋の3ポイントで得点を奪い合う。フェニックスのゾーンディフェンスに対し、新潟は中、外と効率よく得点を重ね逆転に成功する。フェニックスはミリェノヴィッチ、イェロヴァツの得点、ラベナの速攻と粘り強く戦い、接戦に持ち込む。新潟のウォッシュバーンのインサイドの得点で突き放され60-66と6点ビハインドで3Q終了。

4Q

寺園の連続得点で先制、一気に2点差に詰め寄り新潟のタイムアウト。インサイドを中心に攻める新潟に対し、ゾーンディフェンスからスティールを奪い、速攻に繋げ得点を伸ばす。西川の3ポイントも決まりついに同点に追いつく。オフィシャルタイムアウト明けに新潟のアレンに連続得点を許し、6点差とされ厳しい展開に追い込まれる。ミリェノヴィッチの得点で追いすがるも最後までダーラムのインサイドが止められず79-86で敗北となった。

ヘッドコーチ

ヘッドコーチ

ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ

今日の試合を振り返ってみると、特別な状況での試合となりました。
3人の選手がプレーできない中、特に3人のうち2人はスターティング5で出場していた選手でした。
まず鈴木達也選手が、昨日の試合で眼を負傷しましたので、本日帯同できませんでした。
それから、カイル・ハント選手は膝の怪我があり、出場できませんでした。
岡田慎吾選手に関しても、脳震盪から復帰したばかりですので、そこは慎重にということでプレーできていません。

試合全体を通して、チーム全員がしっかりトライできたと思っています。
前半はいい部分もありました。
ディフェンスもロスターに合わせて変更しながら、いい形で前半を終えられましたが、反対に後半は難しい状況となりました。

前半だけを振り返ると、リバウンドもこちらの方でコントロールできていて、新潟さんに与えてしまったオフェンスリバウンドは4本で、そこからの失点は4点でした。
第2Qに関しては、オフェンスリバウンドを新潟さんに取られていないので、前半の出来は良かったと思っています。

第3Qで、新潟さんにかなり点差を詰められてしまいました。
スタートの部分はかなり厳しかったと思っています。
自分たちのプレーを振り返ってみると、前半みたいなプレー、自分たちのやりたいことができなかった印象です。
第4Qに入って、なんとか点差を縮めましたが、レイアップやフリースローのミスが目立ってしまいました。
ロスターが限られている中では、ほぼパーフェクトにそういうシュートを決めきっていかないと勝つチャンスがないと思うので、オープンショットやレイアップのミスが最後の点差に繋がってしまったと感じています。

最終的には7点差の試合となりましたが、新潟さんの方がベターに昨日よりもいい試合をしていて、オープンショットも決めきったので、この勝敗に繋がったと思います。

選手コメント

PG

寺園 脩斗

今日の試合は鈴木達也選手とカイル・ハント選手の怪我で、いつもスタートで出ているメンバーがいなくて、ビッグマンも2人という状況で、始まる前からリバウンドが難しくなると思っていました。
前半は自分たちのやりたいようなトランジションのバスケットができていましたが、後半になって終盤の大事な場面でリバウンドを取られてエンドワン(バスケットカウント)を決められる場面があったので、そういったところを含めてチーム全員でもう少しリバウンドの意識を強めないといけないと感じました。