最後までもつれるシーソーゲームを制すことが出来ず惜敗

1Q

序盤から大阪に連続得点を許し0-6となるもラベナの2本の3ポイントですぐに同点に追いつく。ハントのインサイド、鈴木のレイアップと軽快に得点を重ねいい流れを作る。リバウンドファウルの際にイェロヴァツがテクニカルファウルを取られ早くも2つ目のファウルを犯し交代となるも20-18と2点リードで1Q終了。

2Q

激しいディフェンスから大阪のターンオーバーを誘い、寺園の連続得点で点差を広げる。大阪は帰化選手であるブラウンのミスマッチから得点しシーソーゲームに。ラベナのこの日3本目の3ポイントが決まるも大阪も連続3ポイントで流れを渡さず5点差リードを許した所でフェニックスのタイムアウト。その後も大阪の3ポイント、オフェンスリバウンドに対応できず39-44で前半が終了。

3Q

ブラウンのインサイド、速攻で10点差となり一気に流れを持っていかれる。イェロヴァツも4ファウルで交代となりピンチに陥る。フェニックスはハントのインサイドで反撃、ディフェンスでも粘りを見せるもオフェンスリバウンドを取られセカンドチャンスを許す。好調ハントの得点で何とか喰らいつき、55-66で3Q終了。

4Q

激しいディフェンスから連続でラベナの速攻が決まり流れは一気にフェニックスへ。更に鈴木のP&Rからハントのカウントワンショット、川嶋の3ポイントで1点差とする。対する大阪はしつこくスタツのインサイドにボールを集めて得点を奪う。ラベナのスティールから速攻、ハントのジャンプシュートで同点に追いつく。大阪ニュービルの3ポイント、速攻で得点を返されるもイェロヴァツのこの日最初の3ポイントが決まり3点差と追い上げる。どちらも意地を見せ譲らない中、川嶋がフリースローで残り55秒で2点差とする。残り12秒で岡田の3ポイントが決まり逆転に成功したものの、3.9秒で橋本に逆転のレイアップを許し84-85で悔しい敗北となった。

ヘッドコーチ コメント

ヘッドコーチ

ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ

今日のホームゲームではいいパフォーマンス、いい結果を出したいと思っていましたが、上手くいきませんでした。
その要因として、第1Qはまずまずので出来でしたが、第2、3Qがなかなか機能しませんでした。
おそらく10点差くらいついた場面で少しスイッチが入って、第4Qで追いつくことができました。
ただ、勝ちきるには遅すぎて、スリーポイントを決めて残り7秒の場面で1点リードしていましたが、そのあと大阪さんにシュートを決められてしまい、そのあとのオフェンスでもシュートを決めきることができませんでした。
結果としては負けてしまいましたが、10点差からなんとか追いついた選手たちのファイティングスピリットをしっかり褒めたいです。
今日の試合からしっかり学んで、次のアウェーアルバルク東京戦で活かしていきたいと思います。
社長をはじめ、クラブの全員がこのチームはもっと良くなると理解しています。
そのため、2週間のバイウィークを使ってもう一度チームを立て直して、開幕時には外国籍選手がいない状況でしたので、そういう部分も補っていきたいと思います。

選手コメント

SG

サーディ・ラベナ

今日の敗戦も本当に厳しいものとなってしまいました。
これからもちろん分析して、戦術的な部分でもしっかり確認をしていかなければならないですが、スロースタートだったことが、1つの敗因だと思っています。
第1Qから第3Qまであまり出来が良くなく、そのあと何とかバウンスバックしましたが、全体を通したら良くなかったのが敗因です。

Q:自身のパフォーマンスについていかがでしたか?
今日の出来を振り返ると、ターンオーバーをしてしまったこと、それから良くないデシジョンもあったので、そういう部分は間違いなく改善しなければならないと思っています。
唯一よかったこととしては、スリーポイントをいい確率で決められたことだと思っていますが、これは自分の1人の出来ではないですし、しっかり改善できることを改善して、チームメイトとのケミストリーを大事にしてもっといいパフォーマンスができるようにしたいと思います。

Q:マッチアップした大阪のニュービル選手は実績のある選手ですが、フィリピンではなかなかマッチアップしたことないような選手とのマッチアップはどうでしたか?
ニュービル選手は本当にタフな選手で経験もあって、すごい選手なことはわかっていましたが、誰とマッチアップしようが関係なく、自分が100%の力を出し切ることが大切だと思っています。
もちろん、全員プロのバスケットボール選手として尊敬していますし、そういう意味では自分がいかにそういう人たちを相手にベストを尽くせるかが大切だと思います。

Q:ホームデビュー戦をフィリピンの方も会場で見守っていましたね。
たくさんのフィリピンの方々も会場に来てくれて、本当に嬉しかったです。
もちろん、フィリピンの方だけではなく、たくさんの日本の方々も応援に来てくださったので、本当は今日の試合を勝ち切りたかったです。
この試合の反省をしっかりして、次に向けて準備して、会場に来てくださる皆さんが少しでも楽しんでバスケットボールの観戦ができるようにと思っています。

Q:ブースターの皆さんにコメントをお願いします。
ブースターの皆さんは本当に素晴らしいです。
コートに入るとき、とても歓迎してくれて、本当に嬉しかったです。
実際に会場に足を運んでくださっている皆さんも、配信で見てくださっている皆さんも、エナジーを送ってくれてプレーしやすい環境でした。
引き続き三遠ネオフェニックスのサポートをしてくれたら嬉しいです。本当に感謝しています。