両チーム100点を超えるハイスコアゲームを勝ちきれず敗戦

1Q

フェニックスは川嶋のP&Rからドライブで得点、アグレッシブなディフェンスから速攻を仕掛け流れを掴む。広島はトレイラー、マーフィーのドライブ、田中の3Pで得点を返す。その後広島はエチェニケのインサイドにボールを集め、早い時間帯で太田をファールトラブルに追い込む。フェニックスはイェロヴァツにボールを集め得点を重ね、23-13と10点リードして1Q終了。

2Q

広島は朝山の3ポイント、トレイラーのアタックで5点差に詰め寄るもフェニックスが激しいディフェンスから速攻に繋げ、逆に11点差に広げた所で広島がタイムアウトを要求する。ケネディの3本の3ポイント、エチェニケのインサイドで一気に2点差に詰め寄られる。フェニックスは川嶋、鈴木の得点、広島はケネディの3ポイントで得点を奪い合う。このクォーターだけでケネディに5本の3ポイントを含む19点を奪われ、47-46に追い上げられて前半終了。

3Q

広島の岡本のドライブ、マーフィーの3ポイントで逆転されるも、フェニックスも速い展開からイェロヴァツの3ポイントで盛り返し、5点差にリードを広げる。ディフェンスのプレッシャーを緩めず、そこから速攻も出て点差を11点差に広げる。エチェニケのリバウンドからの得点で7点差に詰め寄られ最終クォーターへ。

4Q

好調ケネディのジャンプシュート、3ポイントで一気に点差を詰められるも、フェニックスもミリェノヴィッチの連続得点で流れを渡さない。エチェニケにボールを集める広島に対し、フェニックスは川嶋にボールを集め得点を重ねる。広島マーフィーのドライブからのカウントワンショットが決まり、流れは広島へ。エチェニケのインサイドに対し太田が5つ目のファウルを犯しファウルアウトとなる。シーソーゲームとなるも決着がつかず延長戦へ。

EX

広島にミスマッチを突かれフリースローで得点を与え、更にマーフィーの3ポイントで6点差に広げられる。ミリェノヴィッチのフリースロー、イェロヴァツの得点で追いすがるも、エチェニケのインサイドに対しイェロヴァツがファウルアウトとなり厳しい展開に。ミリェノヴィッチの得点、岡田の3ポイントで粘りを見せるも109-115で敗退となった。

ヘッドコーチ コメント

ヘッドコーチ

ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ

まずは広島さんを称えたいと思います。
もちろん、今日自分たちが勝てていたらよかったのですが、試合の展開やオープンショットをどんどん打っていくこと、ディフェンスのハードさ、いろんな面で観客の皆さんにも楽しんでいただけたのではないかと思います。
また、自分たちの選手にもおめでとうと言いたいです。
勝つことはできませんでしたが、選手全員がハードに自分たちのできることを出し切ったと思います。
選手たちと一緒にできることを嬉しく思っているので、余計に勝ちたかったのですが、この結果は次に繋がると思っています。
ゲームの入りはとてもよくて、自分たちのやりたいディフェンス、テンポアップしたオフェンスが展開できたので、それはとてもよかったです。
ゲームの最初、特に第1Qで、いろんなメンバーを使いました。できるだけ多くの選手にこの雰囲気を味わってほしくて、タイムシェアをしました。
第1Qはいいできでしたが、第2Qでは広島・ケネディ選手がスリーポイントが5/5という確率で決めました。
今日の敗因はかなりケネディ選手の活躍もあったと思います。
前半で5/5のスリーポイントを決めたにも関わらず、後半も続けていいパフォーマンスをしていたので、そこの対応が難しかったです。
第3Qに関しては、第1Qほど集中力が保てていなかったですが、なんとかキャッチアップして第4Qまでゲームを続けていこうと乗り越えました。
オーバータイムを含めて45分間あった中で、36分くらいは自分たちがリードしていたと思います。
しかし、バスケットボールは1個のボールに対して戦う中で、最後に運が自分たちに転がってこず、相手チームにいってしまいました。
試合を全体的に振り返ると、ケネディ選手の活躍、マーフィー選手の活躍。エチェニケ選手の得点の部分を止めることができなかったのが、敗因だと思います。
自分たちの選手について話すと、オフェンス面は昨日から改善でき、思っている通りのオフェンスが遂行できました。
コートに立った選手たち全員が素晴らしいプレーをしてくれましたが、特に川嶋勇人選手がかなりベストを尽くしてくれたと思います。
岡田慎吾選手、ステヴァン・イェロヴァツ選手をはじめ、いろんな選手が自分たちがコートに立った時に自分のできることをやってくれたと感じています。
最後に、自分がフェニックスに来た時から早いテンポのバスケットをするっていうのは決めていました。
今はロスターがフルメンバーではない中で、来週からプレーできる選手が増えていきますので、自分たちはいいバスケットがもっとできると確信しています。
それに向けてチーム一丸となってやっていきたいと思います。

選手コメント

SG

川嶋 勇人

全員が揃っていない中で、今日はやれることはできたかなと思います。
勝てるチャンスがあったので、そこを掴み取れなかったのはすごい悔しいですが、チームとしては前進しているし、これから西川貴之選手が戻ってきて、カイル・ハント選手とサーディ・ラベナ選手が入ってくるので、このチームがとても楽しみです。