チームケミストリーは絶好調!堅守速攻を貫き気迫でリベンジを完遂!

全体

【1Q】
ドジャー、川嶋、西川、鈴木、クラフツォフでスタート。快調なボールムーブから川嶋が3Pシュートで先制。バッツにフリースローを与えるも、すぐさまクラフツォフがリバウンド、西川が速攻からレイアップを沈め7-1に。バッツ、前田に得点を許すもクラフツォフがミドル、川嶋が3Pシュートで応戦し12-6のダブルスコアでタイムアウトに。再開後、バッツにゴール下、前田にフリースローを献上するが、太田がゴール下で奮起。終了間際、ライオンズに与えたフリースローを、河村が3Pシュートで奪い返し17-14で2Qへ。

【2Q】
宇都にフリースローで先制されるも、河村がフリースローで応戦。クラフツォフがタフなゴール下を奪うと、テクニカルファウルから河村がフリースロー、続いて太田もフリースローをゲットし22-15でタイムアウトに。再開後、宇都にロング2、ライオンズにフリースローを献上するが、5ファウルから太田、ドジャーがフリースローを沈め25-19でオフィシャルタイムアウトに。再開後、宇都、ライオンズに得点を許すも、ドジャーがフリースローとフェイダウェイシュート、川嶋が3本目の3Pシュートを決めきり32-26で後半へ。

【3Q】
開始早々西川が3Pシュートで先制。ライオンズにミドル、バッツにゴール下を奪われるが、川嶋がミドル、西川が3Pシュートで迎撃し40-30の二桁リードに。前田にフリースローとロング2を続けて奪われタイムアウトとなり、再開後もバッツ、宇都にフリースローと2Pで得点を奪われるが、鈴木が流れを引き戻す3Pシュートを沈めると、河村のアシストからクラフツォフがゴール下をゲット。バッツ、ライオンズに得点を献上するも47-43でファイナルQへ。

【4Q】
ライオンズにゴール下を先制されるも、河村が3Pシュートで応戦。続けてクラフツォフが豪快なダンクを叩きこみ52-46に。ライオンズとバッツに連続で得点を許しイーブンに戻されるが、川嶋がタフなロング2をゲットし54-52と逆転に成功。オフィシャルタイムアウト後、クラフツォフがゴール下とバスカン、ドジャーが3Pシュートで追撃し、5ファウルからのフリースロー合戦となる中、残り10秒で前田に3Pシュートを沈められ66-67と逆転を許す。だがタイムアウト後、岡田が劇的なコーナー3で再び逆転。同5秒でライオンズにゴール下を許し、69-69でオーバータイムに。

【オーバータイム】
クラフツォフがフリースローで先制。ライオンズにゴール下を奪われるが、すぐさまクラフツォフがゴール下を返上し72-71に。ライオンズにフリースローを決められるも、川嶋が4本目の3Pシュートで迎撃。直後、阿部に3Pシュートを献上するも、鈴木のアシストから岡田がゴール下をゲットし77-76とリードを堅守。手に汗握るシーソーゲームが繰り広げられる中、前田に痛恨の3Pシュートを沈められ77-79とリードを奪われるが、川嶋が執念の3Pシュートを決めきり80-79で試合終了。辛勝とはいえ、課題を克服して得た大きな1勝となった。この勢いを維持し残りのリーグ戦を戦い抜け!

ヘッドコーチコメント

ヘッドコーチ

河内修斗

(試合を振り返って))
昨日95点取られた中でディフェンスを修正して臨んだゲームになりました。途中で何度か集中力が切れそうになるケースがあったんですけども、そこでもしっかり今日の朝のミーティング通り、そこでもう一度立て直して40分間、今日は45分になりましたけども、そこで選手たちが、自分たち自身で勝ち取った勝利だと思います。当然、観てくれている方たちの気持ちも伝わっていますし、そういうところでこのホームゲーム一つ取れたことは大きいと思います。

(昨日は第3Qで大きく点差を付けられ敗れましたが今日はそうはなりませんでした。その要因は?)
昨日は20分ファイトしたっていうゲームだったという話を今日して。今日前半終わった後も、この20分はファイトしたという話をして。前回名古屋Dに勝った試合も3Q、後半良いゲームをして。その前の負けた日は3Qでまた落ちて。自分たちの今シーズンを象徴するような後半の出だしだと思います。その中で今日点数こそは後半負けていますけど、エナジーであったり気持ちが切れることは無かったので、こういったゲームになったと思います。これを必ず今後続けていかなければならないので、また毎回毎回前半が終わったらそういう話をしていく必要があると思います。

(ビッグマン2人が退場になってしまった中で延長戦をどのように戦うプランだったのか?)
そこに至るまでの段階もあって、凄く苦しい展開だったんですけども。居なくなったら居なくなったでやるしかないっていう感じで。そこは逆に吹っ切れたなというところはあります。

(勝利インタビュー時に「不安な状況」という言葉もありましたが、HC自身のお気持ちとチームの状況は?)
自分の意見としては、富山のチームだったり、自分たちのチームの選手たちが、色々な不安を抱えていると思うんですけど、良い試合を2日間できたことを凄く誇りに思っています。
チームの雰囲気としては、成績が付いてきていなくて苦しい状況なんですけども、下を向かずに今までやってきました。ここからあと1/3残っているので、選手のモチベーションというか不安な気持ちはあると思うんですけども、一人一人凄くしっかり考えられる選手たちが揃っていますので、チームで一緒に戦うというセイムページ、同じ共通意識で戦っていますので、今日のようなゲームがもっともっとこれから出来るんじゃないかと思っています。

(リーグ再開に対しても前向きにとらえているのか?)
前向きと言いますか自分たちではコントロール出来ないところがあります。その中で最善の準備をチーム・フロントスタッフ、それぞれのチームが行ってくれているという報告も受けていますし、そういったところを信じていますので。お互いの信頼関係の下でやっていますので。これからどうなるかって言うのは自分の意見で変わることでもないですし、少し発言は難しいんですけども。チームにはどういう状況であれ一番良い準備をして、何か起こった時には一番良い判断をしようというところを共通理解として持っています。

選手コメント

PG

鈴木 達也

(今日はロースコアに抑えての勝利でしたが)
システム云々よりも本当にみんながディフェンスで身体を張って。とにかくリバウンドの部分で昨日は散々やられたので。本当にフィジカルに行こう、ファイトしようということでこの結果に繋がったと思います。

(それでファウルがかさんだ?)
それはあると思います。もちろん相手のインサイド陣のバッツ選手、ライオンズ選手はとても上手で強いので、こっちのインサイド陣に負担がかかってしまってファウルが混んだというのはもちろんあると思うんですけど。それでファウルになったとしても全員で抑えたという感じですね。

(ベンチも非常に盛り上がっていました。こういう状況でも一つになれているように見えました。)
試合をやるからにはやっている僕らも全力でやりますし。この試合を画面越しに観てくださっているファンのためにもやらなくちゃいけないという想いもあります。

(無観客試合で2試合目でしたが慣れましたか?)
もちろん4,000人くらいのお客さんがいて、今日みたいな勝ち方だったらもっと気持ちいいし、もっと盛り上がっているだろうし。何か勝ったのにそんなに(感情が)出てこないっていうか。こんな延長で勝ったら寝れないくらい普通嬉しいはずじゃないですか。なのに「一つの試合が終わったな」っていう感覚です。勝ったことはもちろん嬉しいですけど、チームとしてもロッカールームで喜びますけど、何かちょっとしっくりこないですね。今日はブースターが居てくれたら盛り上がるシーンだらけだったと思います。この状況で選手たちが戦っていることは本当にリスペクトに値すると思いますし、富山の選手や他チームも含めて試合が成立していることをもっと評価した方が良いかなと思っています。

選手コメント

PG

河村 勇輝

(試合を振り返って)
先輩方のお蔭というかチーム一丸となって絶対に勝ちたいという気持ちが相手よりもあったのが今日の勝利の一つの要因だと思っています。ただ自分的にはシュート確率だったり、シュートセレクションであったり、流れを作ったりとかはまだまだ出来なかったなと思っているので、凄く反省が残る試合でした。

(反省点もあるとは思いますが8得点2アシスト1スティールという成績については?)
やっぱりバスケットはチーム競技ですし、個人の結果というよりかはチームで勝てたというところが凄く大事だと思っています。ただその中でもスタッツというのも意識していかないといけませんし、もっともっとスタッツを伸ばしていかないといけないし、スタッツに残らない流れを掴むプレーであったり、そういったところをもっともっとやっていかないといけないなと思っています。

(今日も他の試合で中止になるなどの決定がなされていますが河村選手自身不安は感じていますか?)
やっぱりバスケットはやりたいです。1試合でも多くの試合に出て勝ちたいという気持ちはあります。でもやっぱり家族と離れてやっている先輩方も居ますし、そういった先輩方を見て、完全に集中して試合に臨める状況なのかと言われると少し疑問にも感じるので。凄く難しいと思います。ただ不安はありますが、こういう風に試合が実施されるというのであれば、ちゃんと自分は100%バスケットに集中したいという気持ちでやっているので。やっぱりコート内でそういう不安な気持ちを出すことは、画面越しで観てくださっている観客の皆さんにも失礼かなと思っているので。試合が実施されるのであればそういった不安は、しっかりとコートの中ではちゃんと消してプレーするべきだと思っています。