最強の起爆剤でチームが活性化されるも後半に失速し惜しくも敗戦

全体

【1Q】
ドジャー、岡田、西川、鈴木、クラフツォフでスタート。開始早々、鈴木が腰を負傷し離脱。直後、田口に連続3Pシュートを献上するが、西川が3Pシュート、ドジャーがゴール下、寺園がミドルを沈めて7-6と逆転。続けてスラバがダンクをゲット、原にコーナー3を許すも、岡田が3Pシュートを返上し12-9とリードを保つ。残り3分41秒、新加入の河村がインしB1最年少出場記録を更新するとともに富樫との「ユウキ対決」を繰り広げる。富樫に連続で得点を許すも、B1最年少得点記録となるフリースローを決めきった河村は、終了間際にファストブレイクからブザービーターのレイアップを奪取。17-19の2点ビハインドで2Qへ。

【2Q】
ダンカンにゴール下を先制されるが、河村のナイスアシストからクラフツォフがゴール下を返上。続けてアンスポーツマンライクファールをゲットした河村が、フリースローを決めきると、直後にミドルを沈め23-21と逆転に成功。勢いに乗り寺園、スラバもゴール下を奪取し27-23の4点リードでタイムアウト。再開後、奮起した岡田が3Pシュートとフリースローを決めると、河村、スラバの連携でゴール下を連続奪取。37-30の7点リードで後半へ。

【3Q】
富樫にフリースローで先制され、パーカーにダンクを献上。一気にディフェンス力を上げてきた千葉に翻弄され、エドワードにダンクと3Pシュートを許し37-39と逆転されてしまう。だが、クラフツォフがフリースローを沈めると、ドジャーが奮起。フックシュート、リバウンドをゲットし42-41と再逆転に成功。タイムアウト後、エドワーズにバスカンを与えると、太田がゴール下で応戦するも、フリッピンにフローター、晴山に3Pシュート、とどめは富樫にブザービーターの3Pシュートを食らい44-54でファイナルQへ。

【4Q】
パーカーにダンクで先制され、藤永に3Pシュートを献上。菅野が3Pシュートで応戦するも、千葉の勢いを止められず。フリッピン、エドワーズに得点を奪われ47-63の14点ビハインドでオフィシャルタイムアウトに。再開後、フリースローの応戦が続く中、晴山、エドワーズ、フリッピンに得点を許し51-72と点差を広げられる。西川が2P、ファストブレイクから菅野がレイアップ、終了間際にコーナー3をゲットするも、56-75の19点ビハインドで試合終了。チームの課題は後半20分間を戦いきる力を作り上げることだろう。

ヘッドコーチコメント

ヘッドコーチ

河内修斗

(試合を振り返って)
今日の試合も本当に多くの、千葉のブースターの方も含めて会場を埋めてくださり、素晴らしい良い環境でバスケットをすることができました。
チームの課題としては、同じような負け方が続いていますので、一つ一つ修正して、後半戦始まりましたので、残り29試合しっかりと戦っていきたいと思います。

(前半は凄く良いところがあったと思いますが、前半と後半の一番の違いは?)
そこがここ最近の自分たちの課題となっているんですけど。前半の良い流れを後半続けられないっていうところなので。そこをしっかり何が起こったのか検証して、チームに共有して。同じミスを続けたり、相手にリバウンドを取られたり、こっちのターンオーバーが続いたっていうところは明確なんですけども、もう一度そこをチームで共有をしていきたいと思います。

(新しい戦力である河村選手の印象は?)
やはりバスケットが速くなったなと思います。ディフェンスでも前からエナジーを出してやってくれていますので、彼にしっかりオフェンスではプッシュに対して自分たちも速い展開をこれからどんどん増やしていきたいと思っています。

(河村選手のプレータイムは想定していたのか?今後もこれぐらいのプレータイムは与える予定か?)
試合の状況を読んでっていうところでした。
その中で、鈴木と寺園2人の素晴らしいポイントガードが居ますので、今日のように2ガードにする時間も相手によってはあるとおもいますので、そこはプレーイングタイムは何分か?という確証はこの場では言えないっていうところですね。

(河村選手のB1の舞台で今日のプレーに対しては?)
自分の中では高校生とかっていう頭は全くなく。一人のプロ選手として覚悟をもってチームに入ってくれましたので。そういう色眼鏡というか特別扱いっていうわけじゃなくて、普通に一人のポイントガードとして、最初も3ポイントを放ちましたし、良いアタックもありましたし、良いディフェンスもありましたし、彼のプレーに関しては、彼らしいプレーをしてくれたと思っています。

(河村選手はベンチに座っている時も、ルーキーは良く端っこに座っていることが多いと思いますが、真ん中に座っていたのはHCの指示か?)
彼の性格というか、リーダーシップというか、そういったところだと思います。(河村選手は)自分が何を考えているかっていうのも、常に自分の顔を見ていますし。自分も気づいたことがあったら、今日は全て河村選手には話していたので。彼自身もこのチームのポイントガードなんだっていう覚悟、そういった意識がそうさせたんだと思います。

(練習はまだほとんど参加されていないと思いますが、ポイントガードとしてプレーコールを覚えなくてはならないと思いますが、そこも含めて彼のバスケットIQはどう感じていますか?)
IQは高いと思います。初めて会った夜にプレーブックを渡して、次の日の朝に合流したんですけど、全てのプレーが頭に入った状態で来てくれましたし。今日に関してもプレーコールは大きい問題は無かったと思います。この時間帯でターンオーバーが起こった後の次のプレー、外でボールがずっと回っている時の次のプレーをどうするかっていうところを、しっかり2人で話し合っていきたいなという風に思っています。

選手コメント

PG

河村 勇輝

(デビュー戦となりましたが試合を振り返って)
デビュー戦っていう凄く自分としても節目というか、凄く大事な試合で。入りから緊張はあんまり無くて、スッと入ることが出来たんですけど。やっぱりまだまだ色々なことが経験不足で、ターンオーバーが凄く多かったり、負けの原因となってしまったので、これは一つの経験として、しっかりと反省して明日に繋げて頑張っていきたいなっていう風に思います。

(スッと入れたと仰いましたが、チーム的には鈴木選手のトラブルがあり、思っていたよりは早い時間での出場だったのではないでしょうか?コートインの時の気持ちは?)
鈴木選手のアクシデントは自分の中でも凄くビックリした部分があって。鈴木達也さんのプレーで色んなゲームメイクだったり、そういうのを盗んでいこうという風に思っていたので。そこで少ししか見れなかったんですけど、そうやって考えている暇も無いので、鈴木達也さんの分までしっかりとガードの責任を全うしようと思って試合に臨んだんですけど、(チームを)負けさせてしまったので、それは課題かなっていう風に思います。

(昨日の会見で「自信があります」と仰っていましたが、今日試合に出てみてその気持ちにに変わりはないか?)
変わりは無いです。自分のバスケットで通用する部分もたくさんありましたし、今日で色んなことを肌で感じて、明日の試合に繋げられるなっていう風に思ったので、今日の試合は負けてはしまいましたけど、自分の中で色んなことを感じることが出来て良かったかなと思います。

(今日の試合は相手に富樫選手がおりマッチアップをし手応えは?)
富樫勇樹選手というのは凄く憧れで目標でもある選手なので、個人的な意識は無いと言えば嘘になるので、有ったんですけど。やっぱりそれ以上にチームの勝利を自分としては欲しかったので。その中で富樫勇樹選手の方が、ゲームメイクであったり、声掛けであったり自分よりも何十倍も良かったかなっていう風に対戦してみて思いました。

(まだ練習回数も少ないと思いますが、プレーコールの部分では全て覚えているのか?)
とりあえず全部フォーメーションとかはガードとして直ぐに覚えて指示しないといけない立場なので、一日で全部覚えました。

(いきなり入ったチームでチームを動かせたという部分での自信は?)
自分が出て試合をやるのは周りの選手からしたら初めてですし。色んなリズムとかパスの感覚っていうものは今日初めて試合の中で感じていると思うので、それは今マッチしていない部分は仕方ないと思います。それはこれから、今日色んなリズムであったりパスの感覚を上手く伝えられたかなという風に思うので、自分がいる期間のうちにしっかりとアジャストできれば良いなっていう風に思います。