中地区最強チームを5点差に追い詰めるも惜敗。攻守におけるケアレスミスの改善が必須。

全体

【1Q】
イーバンクス、寺園、ゴーバン、西川、菅野でスタート。ゴーバンがゴール下を先制、西川が3Pシュート、寺園がフローターを決めるなど、リズムの良い攻撃が続く。だがその後、川崎にターンオーバーを与え続け、11-7と4点ビハインドに。タイムアウト後、イーバンクスが3Pシュートを沈めるも、カルファニに連続スティールを許して4失点、直後にパスミスからヒースにダンクを献上するなど、ケアレスミスからの失点が続き、23-15の8点ビハインドで1Qを終える。

【2Q】
ファジーカスにフリースローで先制され、主導権を川崎に握られてしまう。続けてファジーカスにゴール下とバスカン、青木に速攻から2P、林にレイアップを沈められ、36-20と16点ビハインドに。西川が3Pシュート、太田がミドルポストからジャンプシュートを決めて食らい付き、タイムアウト後も寺園が3Pシュートを2本、イーバンクスが残り2秒で3Pシュートを沈めるが、2桁の点差は埋められず。48-36、12点ビハインドで後半に突入する。

【3Q】
イーバンクスがリバウンドを押し込み先制。菅野が連続で2Pを沈め、西川→寺園の速攻レイアップが決まるなど、積極的に攻撃を仕掛けて得点を重ねる。その後もイーバンクスが9得点、ゴーバンが4得点を上げるが、前半で与えてしまったターンオーバー12回からの失点差が重くのしかかる。川崎の猛攻も止まらず、熊谷に連続3Pシュート、ヒースにダンクと3Pシュートを献上し、75-60の15点ビハインドでファイナルQへ。

【4Q】
ルーキー北原が渾身の3Pシュートで先制すると、悪い流れが一転。ゴーバンが連続3Pシュート、イーバンクスがレイアップを沈め、77-71と一気に6点差まで詰め寄る。その後、両者一歩も譲らない白熱したシーソーゲームが続く中、ファジーカスにフリースロー、カルファニに2Pを決められ、2桁リードをつけられるも、イーバンクスがフリースロー3本、ゴーバンが連続でゴール下、西川が3Pシュートを決め、一時5点ビハインドに戻す。だが相手は着実にフリースローを沈め94-87と逆転ならず、惜しくも敗戦。ターンオーバー数を減らすことが勝利をもぎ取るための必須条件だ。

ヘッドコーチコメント

ヘッドコーチ

ブライアン・ロウサム

最初の1Qに8個のターンオーバーをしてしまって、あとの3つのクォーターは内容的には自分たちは良いゲームが出来たのではないかと思います。

(第4Q途中あと一歩まで迫りましたが届かなかった要因は?)
追いかけていたところで今日の試合オフェンスではちょっとしたミスがあったり、悪いシュートで終わる時があったり、ディフェンスのところでも大事な時間帯でミドルレンジから簡単なレイアップをされることがあったので、そういったところが勝ち切れなかった要因です。

(アーリーカップでは新しいことにチャレンジしていた段階でしたが、今やりたいバスケットに対して結果が付いてきてはいない状況ですがコーチの中でどれぐらいの完成度でしょうか?)
アーリーカップからチームの完成度は高まったと思っています。オフェンスもディフェンスも個人個人が理解しながら、チームのシステムも理解しながら浸透してきています。その中で何が足りないかというと、この8試合オフェンスでターンオーバーで相手にポイントを与えることが非常に多いので、システムというより一人一人のボールをケアするところが今は苦しんでいるところです。

選手コメント

C

太田 敦也

今日の試合のポイントは1Qだったと思います。8ターンオーバーを立て続けにしてしまいそれが後々響いてきました。相手のカルファニ選手も乗らせてしまいました。

(HCが新しく変わり、何が変化して、何が上手くいっていなくて苦しんでいるのか?)
結構フリーなところがあって、これまでは約束事が多いチームではあったのでそういうものに対応しきれていないというか。フリーランスの時に周りが動けなくなってしまって1対1のみにという場面が多くなってしまったり。チームで出来ていないかなと思います。

(ただ、好調な川崎に対して残り数分まで逆転の目があるところまで粘れたと思いますが?)
そのまま凹んでいかずに追い付いていけるというのはやっぱり評価しないといけないと思います。それでもやっぱり最初の出だしで持っていかれるというのは自分たちの中で課題です。
それがまず解消できて、相手を追いかけるというのを止めれば、また新しい課題が見えるかもしれないし、僕らが良い流れに乗れるかもしれないと思っています。まだ新しいチームなので。

(チームとして焦りがある状況なのか?それとも腹をくくった状況なのか?)
今は完全に腹をくくってると思います。僕自身もそうです。落ちるところまで落ちているので、後は自分らが上がっていくだけしかないので、手探りだろうが何だろうがとりあえず今は少しずつ上がってきているので。

PG

寺園 脩斗

ここ8試合の課題がターンオーバーが多いというところで。それでも今日の試合の入りでターンオーバーが続いて相手に走られて、その差が最終的な点差になっていて。本当にそこは改善しなきゃいけないというのはチームで話し合っています。もっともっと一人一人が意識してやっていかないといけないと思います。それでも後半しっかり入りからもう1回カムバックするぞという風にチームで踏ん張ることが出来たというのは、最初のころにはなかったことなので、その部分に関しては成長できているところなのかなと思います。

(新しいHCのバスケットは全然去年とは違うとは思いますが?)
試合を重ねるにつれて、何がしたいっていうのは徐々にみんな分かってきていると思うんですけど、それでもまだまだ一つのスクリーンにしろ自分たちは質が低いので。その質を上げていかなきゃHCがやりたい戦術もやれないと思うので。そこは選手が意識してやっていかなきゃいけないなと思います。

(鈴木選手を怪我で欠いているなか、スタートで長い時間出れている部分は?)
僕にとってはチャンスだと思っています。やっぱり自分の良さを試合に出た時は出そうと思っているので。速い展開からの得点だったりとかは自分の強みだと思っているので、そういうところをやりつつ、それでもやっぱりコントロールする部分では達也さんの方が上手いと思っています。そこは自分が成長しなきゃいけないところだという風に思っています。

(週末の次節に向けて)
僕らは1勝も出来ていなくて、もう失う物は何も無いので。コーチ陣たちが用意してくれたプランを自分たちが遂行して、思いっきりバスケットを楽しもうという風にすれば、また勝機があるのかなと思うので、そこをやっていきたいと思います。