劇的なブザービーターで逆転負け。レギュラーシーズンに向けチームの立て直しは必至。

全体

【1Q】
 イーバンクス、寺園、川嶋、太田、バローンでスタート。両チーム無得点のまま2分以上が経過。残り7分45秒、リバウンドを奪われターンオーバー、増子のレイアップで先制される。その後もシュートが入らず、逆に増子にフェイダウェイシュート、紺野に3Pシュートを決められ、連続失点。同5分31秒、0-7でタイムアウト。再開から同4分41秒、0度でロングパスを受けた寺園がゴール下に切り込み、フローターシュートで初得点。その後得点を重ねるも、パスミスからの失点を繰り返し、8-15で1Qを終える。
【2Q】
 開始39秒、増子に3Pシュートで先制されるが、返す刀でイーバンクスが3Pシュートを返上。その後、素早いパスワークで東京Zを翻弄するも得点につながらず、24秒バイオレーションを取られてしまう。残り4分53秒、14-23の9点差でタイムアウト。再開後イーバンクスがフリースロー2本を決めるが、速攻でゴール下に切り込まれ、エグーにバスカンを献上。16-25と差は縮まらず。だが同3分3秒、西川が3Pシュートを決め、続けてイーバンクスがフリースロー2本を成功させて21-25と4点差に迫る。同1分22秒、2度目のタイムアウト。再開直後、バローンが豪快なダンクを叩き込むも、エグーに3Pシュートをお返しされ、23-28で前半終了。
【3Q】
 開始1分23秒、ゴール下に飛び込んだケイシーにレイアップで先制されるが、すぐさまイーバンクスが3Pシュート、川嶋がジャンプショットを決め、勢いに乗り始める。だが直後、ドリブルで突っ込んできたケイシーと川嶋が接触し、両者負傷。試合は一時中断されるが、大事に至らず再開。その後は点の取り合いが続くが、残り4分15秒、32-38でタイムアウト。再開直後、岡田がレイアップを決めるも、点の取り合いが続き点差は埋まらず、残り10秒久岡にレイアップを決められ、42-46でファイナルQを迎える。
【4Q】
 開始7秒、太田がフックシュートを決め、続いて鋭いパスワークから岡田がレイアップを決めて、46-46の同点に追いつくと、残り9分22秒、東京がタイムアウトを取る。再開後の同8分22秒、川嶋が3Pシュートを決めて逆転するも、すぐさま久岡に3Pシュートを返上され同点に戻る。以降点の取り合いが続くが、55-51と4点差に引き離し、オフィシャルタイムアウト。再開後、新体制チームにおける最大の課題である「ディフェンスの連携」が乱れ、得点を奪われていく。同1分36秒、63-63と同点に追いつかれ、最後のタイムアウト。再開後、果敢にゴールを狙うが不発。逆に同1秒、エグーに劇的な3Pシュートのブザービーターを決められ、63対66で逆転負けを喫する。10月からのレギュラーシーズンにむけ、攻守ともに大きな課題の残る試合となった。

ヘッドコーチコメント

ヘッドコーチ

ブライアン・ロウサム

とても悪いゲームでした。とくに最初の5分、自分たちはスコアできずにアースフレンズさんがとても良いゲームをしていました。
課題はリバウンド。チームでもっと徹底的にやらなくてはいけない。そしてディフェンスでコミュニケーションをとらなくてはいけない。オフェンスに関しては、オープンショットを自信を持って決めきれるようにならなければいけない。その三つをまず改善しなくては成功に向かわないと思っています。
とくにディフェンスでのコミュニケーションはもっともっと成長させなくてはいけません。
目の前の小さなステップをしっかり一個一個踏んで、少しずつチームを良くしていかなくてはいけません。そういう部分を一日一日集中してやっていきたいと思います。

選手コメント

PG

鈴木 達也

なかなか自分たちのやりたいことができませんでした。練習でなかなかできていなかったですし、それが試合でも出てしまいました。
まずは自分たちを見つめなおして、チームが一つにならなくてはいけないと思います。そしてヘッドコーチがやりたいことを選手全員が把握して、それを遂行していかなければいけないです。
今シーズンはヘッドコーチが変わって、メンバーも変わって、変革の年になると思うので、フェニックスの良い部分を残して、また新たにプラスアルファ勝てるチームなっていきたいなと思います。ブースターの皆さんと一緒にまずはチャンピオンシップ出場を目指していきます。僕たちと一緒に戦ってください。よろしくお願いします。

選手コメント

PG

寺園 脩斗

自分たちのやりたいことがまったくできていないし、オフェンス面においても、ディフェンス面においても、まだまだチームに浸透していないです。
ディフェンスを頑張って、そこからのトランジション、というのを第一にやっているのに、そもそもディフェンスができませんでした。前提のディフェンスをもう一度見直さなくてはいけないと思います。