フェニックスらしい堅守速攻で追い上げを見せるも、逆転には届かず悔しい黒星。今季最終節を連敗で終える。

1Q
効率よく得点しスタートするも徐々に連続失点

ジョシュ、川嶋、岡田、鈴木、ウィリアムでスタート。開始25秒、ジョシュがセカンドチャンスからドライブで先制。すぐさま富山・宇都にジャンパーで返されるも、ジョシュ、川嶋が連続で3Pシュートを沈め、鈴木がドライブから得点。富山・水戸に3点打を許すが、岡田のキックアウトからジョシュが2本目の3Pシュート。出だしから点の取り合いとなり、残り7分14秒で13-7とリードする。その後も激しく攻守が入れ替わり、川嶋→岡田の合わせや川嶋のクロスオーバードライブなどで得点するが、富山・ライオンズに連続で3点打を沈められ、同4分19秒で17-17の同点に。さらに、富山の果敢な攻めとリバウンド時にファウルが嵩み、フリースローや1on1から失点。同2分34秒にタイムアウトで立て直しを図るも、すぐさまターンオーバーから失点。同1分9秒にも富山・阿部のペネトレイトを許し連続14失点。17-25と8点差をつけられる。終盤、オープンショットが決まらず苦しむ中、寺園のパスから田渡が3Pシュート。しかし同21秒にも富山の連係を止められず失点。20-27の7点ビハインドで第1Qを終える。

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2Q
巧みにディフェンスを崩され大量失点

開始11秒、富山にゴール下の連係から先制される。その後もシュートが決まらず苦戦し、富山・葛原にジャンパーを許して11点差をつけられるが、すぐさま田渡のパスから寺園がコーナースリーで応戦する。その後ジョシュが高速のドライブでカウント&ワンスローを奪い、さらに田渡のスティールを起点に全員でパスをつなぎ、田渡が3Pシュートを沈めて連続9得点。残り6分50秒で29-31と2点差に追い上げる。しかしその後は得点を阻まれ、富山・スミスのパワープレーや水戸の3点打で失点。同5分13秒で29-36と7点差にされ2つ目のタイムアウトを取る。しかしセットプレーは得点にならず、富山・宇都にドライブから失点。オフィシャルタイムアウトを挟むも流れは戻せず、富山・スミスにカウント&ワンスローを許すなどして失点。同3分4秒で31-45と点差を14に広げられる。終盤は点の取り合いとなり、鈴木とウィリアムの合わせや、ジョシュ、川嶋のドライブなどで得点を重ねるが、富山にも3点打や1on1を許して失点。このクォーターでも19-27と差をつけられ、39-54と15点リードを奪われ前半を終える。

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3Q
ディフェンスから流れを戻し、9点差まで詰める

開始早々ジョシュがファウルでチャンスを奪い、開始16秒、太田が巧みなフェイクからファウルを誘ってフリースロー2本で先制する。その後富山・船生の3点打を許すなどするが、川嶋がフェイダウェイショットで得点。その後は両者タフな守備合戦を見せ、残り7分3秒に富山・船生にフリースローを与えるも、すぐさま太田がジャンパーで返上。さらに連続で富山のターンオーバーを誘う守備を見せると、ジョシュ→ウィリアムの巧みな合わせや、川嶋→太田のジャンパーで連続6得点。勢いを奪っていく。その後、富山・スミスに失点するも、我慢の攻守でチャンスを作り続け、ジョシュのフリースローや高速のペネトレイトで連続6得点。同2分16秒で55-63と点差を1桁に縮める。すぐさま富山・ライオンズにドライブから失点するが、太田のフリースロー2本目をフォローしたジョシュがティップイン時にファウルを受けAND1も加点。59-65と6点差にまで詰める。終盤もジョシュのドライブで得点するが、富山・ライオンズにも1on1や3点打から失点。しかしこのクォーターで22-16とリードし、61-70の9点差で最終クォーターに入る。

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4Q
ファウルトラブルで流れに乗り切れず黒星

開始18秒、富山・阿部にドライブから先制され、続けて宇都のジャンパーに失点。開始56秒で再び13点差に広げられるが、その後寺園がスティールし、ドライブからジョシュにつないで3Pシュート。さらにジョシュがドライブでファウルを奪い、フリースロー2本を加算。残り7分46秒で66-74と再び8点差に詰める。その後富山・スミスにプットバックダンクを沈められるなどするが、ウィリアムのジャンパーやジョシュのオフェンスリバウンドで応戦。すぐさま富山・ライオンズに1on1を制されるも、ジョシュが33得点目となるドライブで返上。同4分55秒で72-81と1桁得点差をキープしオフィシャルタイムアウトに入る。しかしその後セカンドチャンスから失点し、ジョシュが加点するも、富山・スミスに失点。同3分35秒にタイムアウトで立て直すが、その後テクニカルファウルを2つ取られフリースローを献上。終盤も富山のインサイドにファウルが重なりボーナススローから失点。同2分2秒にはウィリアムがイリーガルスクリーンからファウルアウトとなってしまう。同1分49秒に最後のタイムアウトを取るが、その後も得点は抑え込まれ、最終盤の同32秒に鈴木がコーナースリーを、同1秒に田渡が速攻レイアップを沈め、ゲームセット。ジョシュがゲームハイの35得点と気を吐いたが、前半の失点が響き、79-91の12点差で敗戦。今季最終戦も勝利で飾れず、22勝38敗中地区5位の成績で2018-19シーズンの幕を閉じた。

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ヘッドコーチコメント

ヘッドコーチ

藤田弘輝

最後の全力を出して戦ったので悔いはないですし、チーム全員でフェニックスらしいバスケットもできたと思います。富山さんの抑えどころはすごくはっきりしているものの、分かってはいるけど止められないと言いますか。高校バスケのセネガル人留学生を止められないような…、そういう感じのドミネートさ(圧倒的な力)が富山さんにはあるので、そこをチームで乗り切れなかったのが敗因だったかと思います。40分間ハードにプレーした選手たちを誇りに思います。

選手コメント

PG

鈴木 達也

試合前、試合中もそうですけど、ラストの試合なので楽しもうという思いがありました。でもやっぱり負けていて楽しむというのは難しいので、ハードにプレーしつつ、しっかり勝って、最後に本当にみんなで喜びを分かち合いたかったです。バスケットボールは相手がいるスポーツなので、できる時間帯もできない時間帯もあり結果的に難しかったのですが、最後までフェニックスのバスケットボールをやろうとしました。「全心全力」と「Together & Execute」を掲げている僕たちがやろうとしていることは、今日の1試合で出せたんじゃないかなと思っています。
(今シーズンを振り返って)
タフなシチュエーションなど本当にいろいろなことが起きたのですが、やろうとしているバスケットというのは変わらず、ヘッドコーチのバスケットを全員で貫くという点に関しては変わることがありませんでした。チーム全員でチームバスケットをやり通したシーズンでした。やはり負け越している時期は本当に辛いものがあったし、シーズンは長いので決してうまくいくことばかりじゃないんですけど、今シーズンを一緒に戦ってきた13人のチームメイトを本当に誇りに思います。
(今シーズンも熱いブーストを送ってくれた三遠ネオフェニックスのブースターへ)
いつも声援ありがとうございます。シーズンを通して苦しい時期がありましたが、そこでブースターさんの声援が僕たちにとって非常に大きいものになって、本当に力になっていました。本当に応援ありがとうございました。今シーズンは終わってしまったんですけど、まだまだフェニックスは発展できると思うし、成長し続けていけるので、これからもフェニックスを応援してもらって、また会場を満員に真っ赤に染めてもらって、一緒にステップアップしていきましょう。本当にありがとうございました!

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