最終クォーターで横浜に猛追されるも2点差で逃げ切り。連敗を4で止め、B1残留を決める。

1Q
見応えのある点の取り合いでスタート

川嶋、岡田、鈴木、セドリック、ウィリアムでスタート。開始41秒、ウィリアムが1on1からファウルを奪いフリースロー2本で先制する。その後横浜・竹田のドライブを許すが岡田がドライブで対抗。横浜・田渡に連続得点されるも、ウィリアムが応戦。さらにセドリックが横浜・コストナーの2つ目のファウルを奪いフリースロー。残り6分16秒で10-7とリードする。しかしその後個人技やセカンドチャンスから連続失点。同4分32秒には横浜・コストナーにバスケットカウント&ワンスローを献上。12-16と逆転リードを許す。その後は守備の勢いを再燃させ、セドリックの1on1や川嶋のドライブで同点に。横浜・スティーブンソンにゴール下を制され失点するも、川嶋のノールックパス→太田のジャンパー、ウィリアムのドライブで得点。同1分17秒で20-20と点の取り合いが続く。その後もタイトに守り抜き、同41秒、寺園がオフェンスリバウンドを拾い自らストップジャンパー。効率よく全員で得点に絡み、22-20の2点差で第1Qを終える。

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2Q
速いトランジションが機能しリズムよく得点

開始11秒、寺園→田渡のジャンパーで先制する。その後横浜・モリスのミドルを許すが、セドリックのブロックでボールを奪うと、寺園→田渡が3Pシュート。さらに田渡のスティールを寺園→セドリックとつなぎ速攻レイアップ。残り8分12秒で29-22と7点差をつける。その後横浜・モリスにカウント&ワンスローを奪われるが、セドリックが1on1を制し、さらに寺園のキックアウトから田渡がコーナースリー。流れに乗って得点を重ねる。その後横浜・川村に速攻を許すも、太田がパワープレーで加点。さらに川嶋のスティールから寺園→長谷川とつないでファストブレイク。38-27と11点差をつけオフィシャルタイムアウトに入る。しかしその後はシュートが決まらず、ターンオーバーから失点。同3分42でタイムアウトを取ると、横浜のハードな守備を受けながらも、速い連係からセドリック、岡田が連続得点。再びターンオーバーから失点するも、岡田のスティールでやり返し、ウィリアムが速攻レイアップ。しかし同54秒、横浜・橋本に3点打を献上しタイムアップ。このクォーターでチームアシスト7本、ファストブレイク6得点とフェニックスらしさを出し、44-38と6点差に広げて前半を終える。

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3Q
全員が躍動し堅守速攻でリードを広げる

立ち上がりから我慢の守備やリバウンドで攻撃権を奪うもなかなか得点に至らず、両者重い時間帯に。残り7分35秒、横浜・竹田に先制3点打を許しようやくスコアが動き出すと、川嶋がフリースロー2本、ウィリアムがジャンパーで連続得点。横浜・川村のドライブを許すも、川嶋が3枚の守備を切り崩してレイアップ。再び川村に得点されるも、セドリックのダンク、川嶋のレイアップで応戦。残り4分41秒で54-47とリードを保つ。その後ゴール下の攻防に両者ファウルが嵩むが、太田がカットインで得点し、さらに横浜の3-2ゾーンを太田がハイポストからドライブで崩し、さらにリバウンドから田渡→川嶋→ウィリアムとつないで速攻レイアップ。連続6得点で、同1分52秒で62-50とすると横浜がタイムアウトを取る。その後フリースロー1本を許すが、相手ファウルやスティールからポゼッションを奪い続け、寺園の速攻レイアップ、ウィリアムのジャンパーなどで連続6得点。この日最大の17点差をつける。しかし終了間際に横浜・スティーブンソンに失点しタイムアップ。このクォーターで24-15と差をつけ、68-53と15点リードで最終クォーターに入る。

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4Q
28失点と横浜の猛追を浴びるも逃げ切り勝利

開始25秒、横浜・田渡にカウント&ワンスローで先制され、さらに田渡に速攻を許して失点。開始1分4秒でタイムアウトを取る。しかし得点は封じられ、リバウンドから速攻ダンクを献上。開始1分43秒で68-60と8点差に迫られる。それでもなんとか立て直し、太田のフリースローやアップテンポなパス回しから岡田→田渡が3Pシュート。再び横浜・田渡に失点するも、ウィリアム→セドリックの合わせで得点。残り7分7秒で74-62とリードを広げる。その後横浜のインサイドを止められず連続失点するが、岡田のフローターやウィリアムのジャンパーで得点。78-68と10点リードでオフィシャルタイムアウトに入る。その後川嶋がドライブから得点するも、横浜・スティーブンソンの勢いを止められず連続失点。じりじりと追い上げられるが、攻守で我慢を続け相手ファウルを奪うと、2分46秒を残して横浜・コストナーがファウルアウト。しかし横浜・川村に失点し、6点差に。さらにゴール下の攻防でウィリアムがアンスポーツマンライクファウルを取られ、与えた攻撃権は横浜・田渡の3Pシュートに。同1分37秒で81-79と2点差に迫られたまらずタイムアウトを取る。その後ウィリアムがゴール下のタフショットを決め切るも、タイムアウト後の横浜・スティーブンソンにドライブから失点。残す1分20秒は互いに自陣を守り緊迫した2点差の攻防が続くが、残り7秒、同点打かと思われた横浜・川村のレイアップをセドリックが渾身のブロックで封じ勝負あり。28失点と横浜の猛攻を浴びたが83-81で逃げ切り、連敗を4でストップ。B1残留を決定させた。

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ヘッドコーチコメント

ヘッドコーチ

藤田弘輝

水曜日の川崎戦の反省を生かし、ディフェンスのエナジー、意識が今日はとてもよかった。その点はよかった。第4Qで28点も取られゲームをクローズ仕切れなかったので、修正点は多い。しっかり明日修正して、ホームのみなさんの前で2連勝を決めたいです。
(第4Q残り4分でシモンズ選手が4ファウル。交代させなかったのは?)
残り4分なので交代させたところでまたすぐに出すことになるので、それなら出し続けようと。仮にファウルアウトしてもうちには太田選手がいるので、そこはシモンズ選手への信頼感と太田選手がいることの安心感があり、そう決断しました。
(結果的に最後の川村選手のシュートをブロックしてくれた)
そうですね。いてくれてよかったです。
(今日の勝利でB1残留が決定した。それについて)
歴史のあるチームを率いている以上はそれだけ(残留プレーオフ行き)は絶対に避けないといけないというプレッシャーが常にあったので、個人的には正直ホッとしています。

選手コメント

SG

田渡 修人

勝ち切れて本当によかったです。ホッとしています。最近入りが悪かったのですが、今日は本当に最初から全員が集中してやろうという意気込みで、どんな形でも勝ち切ろうということで、スタートの5人からいいエナジーを出していい入り方をしてくれました。相手のシュートも入ってはいましたが、やらしてはいけないシュートはなかったし、最初からいい形で入ってくれたので勢いに乗れました。すごくいいリズムでオフェンスのボールも回っていたし、外と中のバランスがすごくよくて、いいオフェンスをしていたという実感があります。
ディフェンスは、止めるべきところが明確だったので、例えば川村さんのところとかを嫌がらせることはできたと思います。ただ、セカンドチャンスやイージーターンオーバーが多く、そこで点差を詰められたところが多かった。第4Qの失点も。そういう気の緩みで最後に詰められてしまったと思います。
第3Qまでの戦い方を最後まで継続し、強豪のトップチームのように、リードしていてもさらにディフェンスでプレッシャーをかけ、オフェンスで畳み掛けないといけないです。
ただ、勝ち切ったということはすごくいいこと。そこからあと一つ、二つ強くなるために、あと6試合しかないので、最後までそこを自分たちが追求し、いい試合をもっと見せていきたいと思います。

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