1桁点差で拮抗勝負を続けるが、最終クォーターで突き放され24点差で敗戦。今季最多の7連敗。

1Q
インサイド陣が奮闘し堅い勝負を展開

川嶋、鈴木、セドリック、ウィリアム、田渡でスタート。開始22秒にA東京・菊地にコーナースリーで先制され、続けざまにスティールから速攻を献上。5点リードを許すが、ウィリアムがインサイドを崩し得点する。その後A東京のタフなディフェンスを見舞うが、ピック&ロールから巧みにズレを作りセドリックがミドルショット。すぐさま失点するも、鈴木がフリースロー2本、川嶋→セドリックのゴール下、鈴木のドライブで得点。残り5分1秒で10-10と点の取り合いを見せる。その後、A東京・田中とカークの連係に連続失点するが、ウィリアムが1on1からバスケットカウント&ワンスローを奪取。1点差に迫る。しかし、ターンオーバーやセカンドチャンスを許し連続5失点。同2分35秒で13-19とされタイムアウトを取る。その後交代で入った太田が攻守で気迫を見せ、果敢なアタックからファウルを奪えば、1on1から追加点。同1分11秒で16-19と1ゴール差に迫る。しかしその後A東京・馬場にフリースロー2本を与えてタイムアップ。16-21と5点差で第1Qを終える。

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2Q
連係プレーが機能し1桁得点差をキープ

開始14秒、セドリックがポストアップから先制する。その後A東京・ビエリツァに1on1で崩されるも、長谷川とのピック&ロールから太田がドライブで加点。1ゴール差を追いかける。その後A東京・馬場の3点打を許すなどするが、岡田がジャンパーで応戦。しかしその後は失点をしのぐも、攻め手も封じられ、残り4分39秒にはセカンドチャンスからA東京・田中にロングショット。22-30と8点差をつけられオフィシャルタイムアウトに入る。タイムアウト明け、川嶋がゴール下のウィリアムに鋭いパスを通し得点。速いパス回しから3点打を許すも、セドリックが1on1から得点。さらに同2分12秒にはウィリアムがオフェンスリバウンドを押し込み追加点。28-33と5点差に迫るとA東京はタイムアウトを取る。その後3-2ゾーンを敷き連続でタフショットを誘引。しかしイージーミスが続いて攻撃権を与え、A東京・馬場にドライブから失点。同32.9秒にタイムアウトで立て直す。しかしミスから与えた攻撃権はA東京・ビエリツァのカウント&ワンスローとなり、同13秒で28-38の10点差に。残る時間の攻撃権もA東京にファウルで阻止されるが、同3.4秒で得たスローインから田渡がブザービーターとなる意地の左手フローター。30-38と8点差で前半を終える。

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3Q
速攻やインサイドアタックなど全員が躍動

開始から46秒、A東京・カークにジャンパーで先制される。その後タフショットに導く堅守でボールを奪うと、全員でのボールシェアから田渡が3Pシュート。フリースローを許すも、田渡とウィリアムの合わせで得点。さらに、川嶋のスティールを起点に鈴木→田渡とつないで速攻レイアップを沈めて勢いに乗ると、再び田渡→ウィリアムの連係から加点。連続6得点で、残り5分48秒で39-42と3点差に迫る。しかしその後、A東京・田中とカークのアリウープダンクや速攻から馬場にカウント&ワンスローを献上。さらに同4分42秒にはボーナススロー2本を与え、39-49と再び10点差に。フェニックスはすかさずタイムアウトを取る。その後、鈴木がリムドライブからセドリックにつないでダンクで得点。さらに川嶋がスティールから走って速攻レイアップを沈め食らいついていく。しかしピック&ロールで巧みに崩され、A東京・齋藤が3点打。同2分35秒で43-54と点差を11に広げられ後半2つ目のタイムアウトを取る。その後ウィリアムのバックカットに鈴木が合わせて得点するも、A東京・ビエリツァに1on1から失点。点差が縮まらない。しかし、太田がドライブで意地を見せ、ウィリアムもインサイドを崩して得点。このクォーターで19-19と粘り、49-57の8点差変わらず最終クォーターに入る。

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4Q
10-26と圧倒され、今季最多の7連敗

両者タフな守備を見せノースコアの立ち上がりとなるが、開始1分22秒、A東京・カークに先制ジャンパーを許す。すぐさま寺園との合わせから太田がミドルショットで応戦するも、スティールからA東京・竹内に速攻レイアップを許し、続けて田中に3点打を献上。残り6分57秒で51-64と13点差をつけられ、フェニックスはタイムアウトを使い切る。その後全員で人とボールを動かし続け、鈴木とのピック&ロールから太田がミドルで加点。しかしその後は得点を完封され、オフィシャルタイムアウトを挟んで対策するも、巧みに守備を崩されて連続13失点。同2分51秒で53-77と点差を24に広げられる。その後川嶋→ウィリアムの合わせで得点するも、A東京・ビエリツァが連続3Pシュート。同1分15秒で55-83とこの日最大の28点差をつけられてしまう。終盤、川嶋のバックカットに田渡が合わせ、終了間際にウィリアムがドライブで得点しゲームセット。最終クォーターで10-26と大差をつけられ、59-83の24点差で敗戦。ホームでの勝利はまたもや叶わず、クラブ史上最多タイの7連敗を喫した。

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ヘッドコーチコメント

ヘッドコーチ

藤田弘輝

2日間、相手の遂行力と決定力に負けた試合だったと思います。非常に悔しいです。今一番やってはいけないことは、リーグの2つのトップチーム(栃木、A東京)とやったこの4試合の4連敗を次の試合に引きずること。絶対に引きずってはいけないので、しっかり自信を持って次の三河戦を戦いたいと思います。

選手コメント

C

太田 敦也

前半は結構いい形で戦えていたと思うのですが、やはり後半、ちょっと戦う相手を間違ってしまった時間がありましたし、相手のシュートの確率が非常によくて決められてしまったことと、そういうノーマークの状況をよく作られてしまったことが敗因だと思います。ある意味僕たちが手本にしなきゃいけないプレーをされてしまったという印象です。 (太田選手自身、昨日にも増して気迫がみなぎっていた印象。どんな気持ちで今日コートに立ったか) やはり負けたくなかったし、どんなことをしてでも勝つためのきっかけを作りたいという気持ちが強かったです。そういう気持ちでプレーしていました。 (2つのトップチームとやって4連敗。これを引きずるわけにはいかないとHCがおっしゃっていた。太田選手の今の気持ちは?) そのとおり引きずってもいいことはないですし、すべて忘れろとは言いませんが、やはり今日負けたことを糧にしてステップアップにつなげて、次の試合に挑まなきゃいけないと思っています。 (そんな中でも昨日、今日でA東京を相手にやれたと実感する部分、次に生かせる手応えもあったかと思う。その辺の満足度という意味で評価できる点は?) 今日は昨日の反省点、トランジションをやられないなどの点を修正した、生かした点が多く出たと思います。ただ、次からは相手の強みを1試合目からしっかりと潰せるようにしないといけない。2日目に修正するのではなくて初戦からしっかりとみんなで約束事を守り、最後まで遂行しないといけないと思います。

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