最後まで手に汗握る一進一退のクロスゲームが続くも僅差を詰められず惜敗。“三河ダービー”初陣は悔しい黒星。

1Q
序盤から白熱した1ゴールの攻防を展開

ジョシュ、太田、鈴木、ウィリアム、田渡でスタート。 立ち上がりはシュートに苦しむが、開始58秒、鈴木がディフェンスリバウンドから前線の太田につなぎファストブレイクで先制する。その後、三河・バッツ、金丸に連続得点されるが、ウィリアムの連続得点、ジョシュのミドルなどで加点。三河・金丸に3点打を許すも、太田のミドル、鈴木のドライブで応戦。残り4分45秒で14-13と、会場を沸かせる点の取り合いが続く。その後も1ゴールの攻防が続き、三河・金丸に個人技から失点するも、鈴木→太田のアタックや川嶋のフェイダウェイショットで得点。同1分41秒には川嶋がスティールをそのまま運んでレイアップ。22-19と3点差をつける。しかしその後は得点が伸びず、三河・バッツにバスケットカウント&ワンスローを献上し同点に。さらに三河・西川にドライブを許してタイムアップ。序盤からリードチェンジ7回の点の取り合いとなり、22-24の2点差で第1Qを終える。

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2Q
リードを奪うも終盤に連続失点。5点ビハインドを背負う

開始から三河をタフショットに導くも、開始49秒、三河・桜木に先制フリースロー2本を許す。しかしすぐさま寺園がドライブからファウルを奪いフリースロー2本を返上。さらにゴール下の攻防を制すと、ジョシュのキックアウトから寺園が3Pシュート。残り7分49秒で27-26と再び逆転する。すぐさま三河・桜木に1on1から逆転されるが、シュート好調の太田が10得点目となるミドルショット。さらに寺園がジャンパーを沈め、ジョシュがオフェンスリバウンドに飛び込んで得点。同6分1秒で33-30とリードすると三河はタイムアウトを取る。その後太田が得点し5点差をつけるが、オフィシャルタイムアウトを挟んで、素早い連係を許すなどして連続6失点。同3分52秒で35-36と再逆転されタイムアウトを取る。タイムアウト明けも1点の攻防が続くが、守備の隙を突かれて連続7失点。同1分27秒で38-45と一気に7点差をつけられたまらずタイムアウトを取る。しかしその後もシュートが決まらず苦戦するが、我慢の守備で失点をしのぎ、同19秒に鈴木が技ありのドライブで得点。40-45と5点ビハインドで前半を終える。

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3Q
フェニックスらしい走る展開で食らいつく

開始29秒、三河・金丸にミドルで先制されるが、すぐさま田渡のキックアウトからジョシュが3Pシュート。さらに鈴木がディフェンスリバウンドから太田につないで速攻を決めると、ジョシュが鈴木とのツーメンプレーから得点。さらにタイトなディフェンスで三河をタフショットに導き、ジョシュがディフェンスリバウンドからそのまま速攻レイアップ。勢いに乗る連続9得点で7点差を巻き返し、残り7分38秒で49-47と2点リードを奪う。その後は再び1点の攻防となり、太田がミドルショットやフリースロー2本で加点。同6分8秒で53-51と引き締まった試合を展開する。しかしその後インサイドを制され三河・桜木に1on1から連続失点。さらに同4分36秒には三河・金丸に3ポイント&ワンスローを献上。連続8失点で53-59と点差を広げられてしまう。その後ジョシュのドライブや川嶋の3Pシュートで食らいつくが、三河・金丸に3点打、桜木に個人技から失点。点差が縮まらない。しかし終盤も守備で我慢しアグレッシブに攻め続け、同34秒には寺園がフローターで追加点。リバウンドでも寺園が泥臭い執着を見せるが得点にはつながらずタイムアップ。このクォーターで24-23とリードし、64-68と逆転圏内に三河を捕え最終クォーターに入る。

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4Q
詰めれば離され、逆転叶わず。5点差で惜敗

開始10秒、三河・サザランドにドライブから先制されるが、すぐさま寺園がストップジャンパーでやり返し、続いてジョシュがオフェンスリバウンドを沈めて加点。開始1分12秒で68-70と2点差に迫る。その後も点の取り合いは続き、川嶋やジョシュがドライブで得点。しかし三河・岡田に3点打など連続得点を許し、残り6分35秒で74-80。6点差が縮まらない。しかし寺園がオフェンスリバウンドからミドルを沈め、さらにドライブからファウルを奪ってフリースローで加点。同5分33秒で80-82と2点差に詰める。しかし三河・金丸、桜木に連続失点し、80-86。再び点差を広げられオフィシャルタイムアウトに入る。タイムアウト明け、ジョシュが高速のスピンムーブなどで連続得点し、タフな守備で粘るも、素早い連係を止められずに失点。同1分8秒には鈴木のアシストから太田がミドルを沈めるが、すぐさま三河・桜木に1on1を制され88-94。6点差の壁が破れない。最終盤もタイムアウトを使いながら攻撃を組み立てるが、得点はフリースロー1本のみと逆転は叶わず。最終盤まで熱い攻防を展開したが89-94の5点差で惜敗。連勝記録は3でストップした。しかし、太田が今季最長時間(30分15秒)出場し、Bリーグキャリアハイの20得点。今後へ向け価値ある結果を残した。

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ヘッドコーチコメント

ヘッドコーチ

藤田弘輝

選手たちもよくファイトしてくれましたし本当にいい試合だったと思います。ただ、三河さんのようなタレント集団にはチームの質をもう一つ上げないとあのように力負けしてしまうので、次回対戦するまでにチーム力をレベルアップさせたいと思いました。細かいミスをなるべく減らし、チームとして(相手に)やらせていいこととやらせてはいけないことをはっきりさせ、それを我慢してやり続けることを40分間継続できるようにステップアップしていきたいです。

選手コメント

C

太田 敦也

オフェンスは思い切りがよく、みんなシュートも打っていてよく入っていたのでよかったのですが、ディフェンスの要所で、金丸選手や桜木選手、あと、岡田選手に1対1やタフなショットを勝負所で決められて繋がれたというのがありました。そこをもう少し止めて、あとはオフェンスリバウンドを取られないようにディフェンスリバウンドをもう少し取っていれば勝てていたんじゃないかと思います。
(5点の差はそういうところ?)
そうですね。もう本当にちょっとしたところで、ディフェンスのプレッシャーだとかリバウンドを全員で取るとか、そういうところの差だったと思います。
(Bリーグキャリアハイの20得点。シュートタッチもよかったように思うが、自身のオフェンスの評価は?)
おお。20点も取ったんですね。まあ、スペースが空くのが解っていたので、あれ(ミドルショット)は打とうと思っていました。入ってよかったなというくらいの感想です(笑)。フリーになれたのはプラン通りというか、想像どおりでした。ピックをかけてロールしてもゴール下はデカイやつばかりなので、ちょっとショートポップすればディフェンスが全部下がっていてスペースが空くだろうとずっと想像していたので。そこで自分はシュートを打とうと決めていたので狙い通りでしたね。
(そして、今季最長で30分超えの出場。ハードに感じた部分などはある?)
そんなに出てたんですね。まあ、相手がそんなに走ってくるチームではなかったので、体力的には全然まったく問題ないです。
(今週末は名古屋Dとアーリーカップ以来の対戦。意気込みを)
カミングス選手、ブラッキンズ選手、天傑(張本選手)とビッグマンがみんな外(アウトサイドシュート)があるので、好きなようにやられないようにしたいです。外から打たれてもそのリバウンドという大きな仕事があるので、しっかり研究して対策したいと思います。

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