横浜の猛追をなんとか振り切って勝利。ハイスコアゲームを制し今季5勝目。

1Q
高確率でシュートを沈め点の取り合いに

ロバート、岡田、鈴木、ウィリアム、田渡でスタート。開始早々、素早い連係から横浜・川村に先制されるが、ロバートがドライブで応戦。横浜・マックレアにセカンドチャンスから加点されるも、ウィリアムの1on1や連続ファストブレイクで得点。残り7分58秒で7-4とリードする。その後速攻などを許し逆転されるが、岡田の3Pシュート、田渡のドライブ、ロバート→ウィリアムのイージーな連係で得点。同5分40秒で16-16の同点にすると、横浜はタイムアウトを取る。その後、ファウルや連続ターンオーバーで勢いを奪われ、速攻を許すなどして連続8失点。しかし太田がインサイドの攻守で粘って得点。セカンドチャンスを許して失点するも、川嶋のスティールを起点に長谷川→鈴木とつないで3Pシュート。同1分14秒で24-26と食らいついていく。終盤、川嶋がポストアップからタフに得点するが、終了間際にフリースローを献上。26-29の3点ビハインドで第1Qを終える。

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2Q
堅守が再燃。ダブルスコアで10点リードを奪う

両者24秒バイオレーションでの立ち上がりとなるが、開始58秒、ウィリアムがオフェンスリバウンドをタップし先制する。その後フリースローや個人技から失点するも、川嶋の技ありのドライブ、寺園→ウィリアムのファストブレイクで得点。さらに相手ファウルやリバウンドから流れに乗ると、太田がリバースレイアップ、素早いパスワークから川嶋が3Pシュートを沈め連続9得点。残り5分25秒で37-32と逆転リードを奪う。しかしすぐさま横浜・川村に3点打を献上。37-35でオフィシャルタイムアウトに入る。その後も冷静な守備からチャンスを奪い、ウィリアムのインサイドや岡田のミドルで得点。横浜・エゲケゼに3点打を許すも、その後はタフショットに導き、ロバートのフリースローや鈴木→ウィリアムの連係で得点。終盤も堅守を崩さず、パスワークで相手ディフェンスを翻弄しながらウィリアムが連続得点。このクォーターで25-12と横浜を抑え、ウィリアムが前半で2Pシュート10/10本20点と躍動。51-41と逆転リードして前半を終える。

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3Q
序盤は勢いに乗るも、セカンドチャンスを奪われ失点

開始20秒、ウィリアムのリバウンドを起点に鈴木が速攻で運び先制レイアップ。すぐさま横浜・モリスにミドルを許すも、田渡がフローターを沈め、さらにロバート→鈴木→田渡とつないでファストブレイク。立ち上がりからフェニックスらしいオフェンスで得点を重ね、開始1分30秒で57-44とリードを広げる。その後田渡が3Pシュートを沈め、60-46とこの日最大の14点差に。しかし徐々に連続ターンオーバーでリズムを崩し、残り5分57秒には横浜・川村に3点打を許して60-51。点差を一桁に縮められる。その後ロバートのドライブで加点するが、連続でオフェンスリバウンドを許して失点。同3分4秒に川嶋が3Pシュートを沈め再び10点差に広げるも、横浜のゾーンディフェンスに攻め手を阻まれ、セカンドチャンスを許して失点。同1分28秒で67-61と6点差に迫られタイムアウトを取る。その後、長谷川のスローインからロバートがダンクを叩き込み再度引き離すが、横浜・川村にコーナースリーを沈められ5点差に。しかしゴール下で太田が粘って加点。71-64と7点差で最終クォーターに入る。

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4Q
3点差まで猛追されるがファウルゲームも制し辛勝

開始7秒、横浜・細谷にドライブで先制され、さらに川村にフリースロー1本を献上。4点差に詰められる。しかしロバートのリバウンドから寺園が3Pシュート、さらに寺園が高速のドライブからジャンパー。気迫のプレーで勢いを取り戻す。その後、長谷川のアシストからロバートがコーナースリー、さらに長谷川が3Pシュートを沈め、残り6分18秒で82-71。点差を11に広げると横浜はタイムアウトを取る。その後、横浜のインサイドの攻めにファウルが嵩み、フリースロー5本を献上。4分57秒を残してウィリアムの個人ファウルが4、チームファウルが5つに達してしまう。84-76で迎えたオフィシャルタイムアウト明け、鈴木→長谷川の速攻やロバートのダンクで勢いづくも、横浜・細谷に3点打を許すなどして連続失点。同3分11秒で88-83と5点差に迫られタイムアウトを取る。その後すぐさま田渡が3Pシュートを沈め引き離すが、ターンオーバーでチャンスを奪われ、横浜・竹田に3点打を与えるなどし5失点。同1分38秒で91-88と1ゴール差にされフェニックスはタイムアウトを使い切る。その後なんとか失点を防ぎ、鈴木→ウィリアムの高速の連係で得点。最終盤は横浜がファウルゲームを仕掛け、同5秒に失点するも、ロバート、田渡がフリースローを100%で沈めゲームセット。90失点とディフェンスに課題は残るが、97-90で逃げ切り勝利。チームアシスト28本、ファストブレイクポイント19点とオフェンスが躍動し、ハイスコアゲームを制した。

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ヘッドコーチコメント

今シーズンで一番、チームで我慢できた試合だったと思いますし、先週は嫌な時間帯でチームで崩れてしまったのですが、今日の試合は、チームにとっていろいろ嫌な要素がたくさんありましたが、その中でチームで我慢できて勝ち切れたのはすごく良いことだと思います。
(コールとかいろいろあると思うが、言える範囲で具体的に我慢できたところは?)
チームにとって嫌なターンオーバーが多かった。自分たちのターンオーバー。嫌な時間帯でターンオーバーをしてしまって、相手に得点を許してしまったり、12番マックレア選手の32点、外からのシュートがあれだけ入ったりしてしまったのはチームにとっては予想外でした。嫌なフリースローもあり、22本と(うちが)12本なので。相手がゾーンを長く続けていたので、そこもオフェンス的には我慢でした。たくさん要素がありますが、先週の北海道戦は大きく崩れてしまい、1戦目の最後に20何点差を6点差にまで縮められたり、翌日に第1Qで20点差をつけられたりと嫌な時にそのままチーム全体で落ちてしまったのですが、今日は我慢できたのかなと思っています。
(後半の出だしでランニングプレーでドライブが多かったと思いますが攻め方を変えたのか?)
トランジションとそこからのセカンダリーは僕らがオフェンスで一番大事にしていることです。ミスショットでも、メイクショットでも、チャンスがあったら走ろうというのはやっていましたし、相手がゾーンも来るのは予測していたので、ゾーンだったとしてもまずそこを狙っていこうというのはチームで統一していますので、それを選手たちが表現してくれたと思います。

選手コメント

C

太田 敦也

出だしが悪かったのですが、控えのメンバーが出て流れをよくしてアタックした中で、インサイドのファウルが相手も込んで、そこから流れを作っていけたのがよかったかなという風に思っています。
(オフェンスはもっとやってもいいのかなという印象も受けたがバランスを考えたのか?)
そうですね。でも前半はいい感じに攻めれて、ゴール下で2本くらいかな?2本くらい決めて。でも、そこに固執するとたぶん上手くいかなくなっちゃうので。やっぱり中と外というバランスが一番相手がやりづらいと思っています。

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