名古屋DはBリーグで実績のある強力な外国籍選手3選手に加え、日本代表選手の安藤、張本選手、得点、アシストでリーグトップクラスのスタッツを出している司令塔の齋藤選手とタレントが豊富なチーム。ここまでは西地区の3位とチャンピオンシップゲームが狙える好位置につけている。昨年までの主力を残しつつ、滋賀からPGの齋藤選手、シューターの狩野選手、オールラウンダーのエアーズ選手、富山からは得点力の高いライオンズ選手を獲得して大型な戦力補強に成功した。シュート確率がリーグ5位と非常に高く、アシストもリーグ3位と多いオフェンシブなチームだ。特に3ポイントの確率はリーグ2位と非常に高く、名古屋Dの得点源になっている。前回のフェニックスとの対戦では1Qに34点 3P 6/8(75%) 2P 7/10(70%) 11アシストと爆発力を見せつけた。

名古屋Dの注目選手は安藤選手。 日本代表に選出されているBリーグトップクラスのシューター。HCからの信頼も厚く全ての試合にスタメンとして出場している。前回のフェニックス戦でも3ポイントを2/3(66.7%)と高確率で決めている。

3ポイントの確率がリーグ2位の名古屋に対し、フェニックスが”ズレ”を作らせず、ノーマークシュートを打たせないディフェンスが出来るかが最大の課題となる。前回の対戦で7/8(87.5%)と高確率で得点されたバーレル選手のインサイド、齋藤選手、笹山選手の強烈なポイントガード陣のP&Rをチームディフェンスで抑える事で”ズレ”を作らせない事が重要となる。フェニックスは激しいディフェンスからターンオーバーを誘い速攻に繋げる勝ちパターンに持っていきたい。個々の強さで勝負しては厳しい試合となる為、フェニックスはチームとして戦い、名古屋Dの個の戦力を分断したい所だ。

フェニックスの注目選手はイェロヴァツ選手。 リーグトップクラスのスコアラー。クイックで高い打点から放たれる正確無比の3ポイントシュートは相手の脅威となっている。規定に達していないもののフリースローの確率はリーグトップで90%を超える確率を叩き出している。彼の得点がフェニックスの勝利を握っているのは間違いない。