B.LEAGUE4年目のレギュラーシーズンも後半戦に突入し第23節。今シーズンは「B STRONG」というスローガンを掲げるも苦しいシーズンの始まりとなり、HCの交代という苦渋の決断を乗り越えて、そして新たな仲間を加え、チームの伝統である「ディフェンス→リバウンド→トランジション」というチームバスケットを貫き通し長いシーズンを戦い抜く。

今節は10月以来の対戦となる「愛知ダービー」名古屋ダイヤモンドドルフィンズが相手だ。

愛知県の県庁所在地名古屋市に本拠地を置く名古屋D。
やはり同じ愛知県に本拠地を置くクラブとして絶対に勝ちたい戦い。それが「愛知ダービー」だ。名古屋Dの中心選手は昨夏のウィリアム・ジョーンズカップ日本代表、そしてFIBA ワールドカップ2019でも代表としてコートに立った#9 安藤周人を止めずしてフェニックスの勝利は見いだせない。
三重県四日市工業高校から関東の名門青山学院大学へ進学し、名古屋Dに入団するとメキメキと頭角を現してきたニュースターだ。安藤と言えばもはや代名詞と言われる3ポイントショットが武器のプレーヤーだ。彼の武器は全クラブが知るところであり、必ず徹底的なマークをする。それでも3ポイントを打ちまくり、決めまくる安藤のショット能力は非常に高く、そのメンタリティこそが彼最大の武器だ。安藤以外のプレーヤーも難敵揃いだ。3ポイントも得意な日本代表ビッグマン#8 張本天傑、一瞬で相手を抜き去るスピードを持つ#12 中東泰斗、名門筑波大でキャプテンを務めインカレを制した実績を持つ正PG#21 笹山貴哉、そしてインサイドの絶対的な支配者#24 ジャスティン・バーレルが立ちはだかる。

対するフェニックスは、ようやくインジュアリーリストから復帰した#2 デビン・イーバンクスの活躍に期待がかかる。
昨シーズンフランストップリーグで得点王に輝いたオフェンスマシーンは、今シーズン10試合で平均25.6得点とその能力をいかんなく発揮してきた。しかし、古傷の鼡径部の故障により離脱を余儀なくされてしまう。チームは彼を中心に作り上げられていたため、そこからの立て直しは困難を極めた。そして1/27に訪れた元チームメートであるレジェンド コービー・ブライアント氏の訃報。ルーキー時代にコービーから薫陶を受けたイーバンクス。コービーの教えである「マンバ・メンタリティ」を受け継ぐ者として、フェニックスの窮地を必ずや救ってくれるはずだ。

フェニックスにとっては前半戦のつまずきを挽回し上昇気流に乗るためにも、第2節での連敗の借りを返すためにも、「愛知ダービー」を制し打ち破り勢いに乗りたい。だからこそフェニックスブースター一丸となって会場でデビンに、フェニックスの選手たちにエナジーを注いでほしい！会場でデビンの爆発的な得点能力を余すところなく体感せよ！