B.LEAGUE4年目のレギュラーシーズンも開幕し第4節、豊橋開幕戦のすぐ週末、今度は遠州浜松開幕戦だ。今シーズンは「B STRONG」というスローガンを掲げ、チームの伝統である「ディフェンス→リバウンド→トランジション」というチームバスケットを貫き通し長いシーズンを戦い抜く。

浜松開幕戦の相手は、サンロッカーズ渋谷だ。

Bリーグ初年度は同じ中地区だったが昇降格の影響で2シーズン目より強豪ひしめく東地区へ。東地区に移ってからはチャンピオンシップ出場は逃しておりシーズンオフには、チーム改革を一気に推し進めた。SR渋谷の注目プレーヤーはこの人をおいて他にいない #73 田渡修人だ。
2015年にフェニックス（当時ｂｊリーグ「浜松・東三河フェニックス」）に入団し4シーズン在籍した田渡修人。クイックリリースから放たれ美しく放物線を描く3ポイントで多くのフェニックスブースターを魅了し、オールスター3ポイントコンテストに2度選ばれたその驚異的な3ポイント成功率は他クラブの脅威となってきた。その男が今我々の前に立ちはだかろうとしている。ブースターにとっては嬉しくもあり、心苦しい複雑な心境になるだろうが、敵として立ち向かってくる以上、全心全力で戦うのみだ。
またSR渋谷は、昨シーズン千葉で3ポイント王に輝いた #27 石井講祐を獲得し、長距離砲の2枚看板を持つことになった。インサイド陣は、ロバート・サクレの突然の引退というハプニングはあったものの、世界2位のスペイン代表としてFIBA WC予選を戦い抜いてきた #2 セバスチャン・サイズ、在籍2シーズン目を迎える #34 ライアン・ケリー、高さとパワーを兼ね備える #10 チャールズ・ジャクソン、帰化選手 #3 ファイ・サンバと非常に充実している。

対するフェニックスは、#5 川嶋勇人がSR渋谷を迎え撃つ。
田渡とも親交の深い川嶋は2シーズン一緒にプレーしており、お互いに強み・弱みを理解している。しかし、川嶋の巧みなステップや当たり負けしない強靭な肉体とボディバランスは更に磨きを増しており、田渡のみならずSR渋谷の屈強なインサイド陣に対して一歩も引くことなくペイントエリアを切り裂き、勝負強い3ポイントやタフショットを決め、日本人エースとして思う存分に暴れてくれるだろう。

お互いにチーム改革をしたシーズン序盤戦。一つも落としたくない一戦であることは間違いないが、ここは我々のホーム浜松アリーナ。ましてや浜松開幕戦。フェニックスブースター一丸となって会場で川嶋勇人を、フェニックスの選手たちを後押ししてほしい！そして、田渡修人には試合前には温かい拍手で迎え、試合になれば最大音量のブーイングを贈ろう！今シーズンの浜松開幕戦を見逃すな！